SoftBankワールドと呼ばれる、SoftBankの役員、パートナー企業、お客様企業のトップマネジメント達を招いて行なわれるセミナーにおいて、孫正義さんが次の質問をする。
【さて、この中でchat GPT4(恐らくgptsつまりgpt4-turboの有料版の事)を自分自身で、仕事に関係ある事で毎日使ってる人は何人くらいいますか?
(参加者の)10%いって無いですね。7%位のイメージでした。
もうヤバいと。悔い改めよと。手を挙げなかった人は悔い改めた方がいい。
自分自身、今までどんな人生を歩んで来たんだと。今まで雑誌やテレビで散々出てきてるのに、それを仕事で使った事ないと。
もう、それはね、電気や自動車を否定するという様な人なんですよ。
電気が産まれ150年、自動車が産まれ150年。
電気を使わなかった国、自動車を使わなかった国がその後の産業革命でどれほど遅れたか。
今、叡智が詰まった最先端の物が無料で使え、4なら有料だけど安い。
そんな環境でも使ってない。そんな人生観でいいんですかと。と問いたい。
「いや、まだ正確性がない、ハルシネーションが起こるとか、データがどうとか』とか言う人もいます。
でも、それって、たまに電気が爆発するとか、自動車がぶつかるとか言ってる人に似てますね。
新しい英知に対して、斜め上からけなす知識人とかいます。でも、そんなのは知識人のフリをしてるだけです。
新しい知識を本能的に受け入れられなく、色んな屁理屈をつけ、けなすんですよね。
自分が、さも、より知識人のごとく振る舞うんですが、こういう人こそハルシネーションだと。】
孫さんがいなければ、iPhoneの日本の使用も遅れてただろうし、電波も今の様な使われ方をされずに有料だっただろうし説得力がある。
孫さんが考えた『無限議論』と呼ばれるchat GPTの裏ワザ。
架空の専門家を作りトピックについて話すやり方。
役員や幹部と論議するよりも安くて効果的で時間効率が良いと。
ボクも参考にプロンプトを作って走らせてみた。
今、日本ではchat GPTの使用を禁止してる企業が72%いるそう。
『雇う側』としては、給料を払ってるのにズルするな、って気持ちだと思うけど笑。
所詮、僕たち人間って、自分の脳で考えてる事の組み合わせでしか何かを考えれない。
YouTubeの『関連動画』の機能が凄いのと同じ。
『コレも好き?コレも興味あるんじゃない?』と、履歴から提案してくれる機能。
この10年〜で、今まで全く知らなかった事が詳しくなったりした経験は何度もある。
gpt4は本当に凄い。
2023年の初めから約1年間、AIの分野の可能性、興味心から、かなりの自己投資をしてきた。
もう『プロンプトエンジニア』と言っても恥ずかしく無いレベルまで来たかな。
去年はC to CメインでC to BなんかもAI分野で色々してきたけど、今年はネクストワンどっとコムの自分の会社としてB to B、B to Cで何かサービスを展開したいなと。
『人間より凄い』ってのはうっすらと分かってる人もいるだろうけど、楽してチートみたいな目線でしかAIを見れてない人が殆ど。
だから『chat GPTは禁止』みたいな思考になる。
ファクトチェック、最終的な目視ってのは人間なんだけど、どんな分野でもブループリント、叩き台の工程が10分の1以下に減る、って感じかな。
例えば、納品まで10時間かかってたのが2時間で済む、みたいな。
当然、無限論議じゃないけど、納品の10時間のカウントまでに、アイデアのブレインダンプなんかもある訳で、それを膨大で、しかも超時短、辿り着く事が不可能な事でも出来てしまうのがchat GPT。
で、このchat GPT含め、画像なり動画なりの全ての根幹が『プロンプト』と呼ばれるもの。
最適な答えを導く為には、このプロンプトがキモで、ここが難しい所。
孫さんが言うように『何が凄いのか分からない』って人が殆どなので、このプロンプトエンジニアの存在意義ってのはかなり今後需要がある時思ってる。
『chat GPT禁止』とかやってる企業と地方で戦ってる地場の一人親方さん、中小企業なんかは、かなり今後その差異は縮まるんじゃないかと。
結局、例えば今まで10万円で仕事受けてて、工程15日だったら、日給で一万以下な訳で、それをchat GPTの導入で5日で出来たりすれば、お値段据え置きで利幅も増えてWin-Winになれる。
とはいえ、特殊な業種しか関係ない、自分の所には関係ない、って人が9割位な感じなので、ここをどうプレゼンしていくか、ポートフォリオを作っていくかもプロンプトエンジニアの腕の見せ所だったりする。
むしろ『to C(一人親方)』の方が価値がありそうな気がする。
使った事ある人でさえも『ワンショット(犬のこと教えて、とかの命令)』とか『フューショット(答えを元に追加する』のプロンプトしかしていないだろうから。