かかりつけの獣医さんに「犬は注射は痛いんですか?」って聞いたことがあります。

 
そしたら、人間ほどじゃ絶対ないという事。

 
その主な理由は「人間の注射という概念も知識も無い」からだそうです。

 
「注射が痛い」という概念がある人間とは、そもそも意識が違うと。。なるほど。


コレを聞いて、色々と思う事があります。


僕の奥さんも、パソコンの仕事を1年ほど僕が色々と教えてて、今では自分で仕事も取ってやっている様ですが、最初は「トラックボールマウス」が「使いにくい」と言って、普通のマウスに戻して使っていました。

 
仕事、と考えた時、トラックボールマウス一択と思ってたので、僕の以前使ってたマウスを使って欲しかったのですが、従来のマウスの概念しかないので、使いにくいっていって使わず、従来のマウスを使っていました。

 
コレこそステレオタイプ、固定概念ってやつです。

 
「朝食」の概念は、エジソンが自分の開発したトーストを売るために植え付けたマーケティングだったり「土用の丑の日」も、夏にサッパリ売れないウナギ屋さんの戦略だったりと同じですね。

 
犬が注射の概念を知らないから痛くないのと同じで、マウスの場合はネガティブな先入観と固定概念。
  

 
その位、マウスに対しても「あれがマウスだ!!」って刷り込まれているんですよね。

 
でも、マウスは「思ってるアレ」じゃないです(笑)

 
タイヤやワイパーの様に「限りなくアレ」「アレ以上のモノはない」みたいなモノではなく、インターネットの発達のスピードに追いつけて無いギアが「今のアレ、と思ってるマウス」とさえ思えます。
 
 
分かりやすく例えると

 
【従来のマウス】・・お風呂や温泉に下着を付けて入る事。
 
【トラックボールマウス】・・真っ裸でお風呂に入る事。

 
ですね。そのくらい違う。

 
「真っ裸でお風呂に入ること」をしたことない人は、下着を付けて入る事が当たり前です。

 
だから、仮に温泉に下着を付けてはいっても「あ~~気持ちいい」って言えます。

 
でも、一回でも真っ裸で温泉に入った事ある場合、下着なんかつけてお風呂に入ると気持ち悪くてたまりません。

 
この例を奥さんにも伝えて「最初はめちゃ使いにくいと思うけど、騙されたと思って1週間トラックボールマウスで仕事してみてん」って言って、再度使ってもらいました。

 
そしたら今ではその使いやすさにビックリしてます。

 
トラックボールという、本来のマウスを知る、つまり「真っ裸で温泉に入る」爽快感を知った訳ですから、わざわざ下着なんて付けません。

 
で、あと、パソコンの先入観として「左手は使わない」もあります。
 

この写真は、左手専門のTourBOXというツールです。

 
空いてる左手も使ったほうが、効率も単純に2倍だから便利に決まってるじゃん!

 
って、コロンブスの卵的なハナシですが、言われるまで気付かないという笑。

 
普段は使ってない左手に「コピー」「ペースト」「全選択」「タブの移動」「カット」「ディレートボタン」「スペースボタン」なんかのショートカットを割り当てるモノ。

 
左手ツール自体は最近の概念なのですが、TourBOXを使い始めて2年ちょい。

 
こんなに便利なモノがあるのか!!ってくらいの感動。

 
パソコンの仕事、士業の人、事務仕事の人。

 
一人親方の場合は自分で買う必要がありますが、雇われている人でも、パソコンを2時間以上使う人は、自分で出費して買ってもストレス軽減、効率が全く違うのを実感出来き、価値はあると思います。

 
それと、やっぱり「セオリー」として、タッチブラインド(ブラインドタッチ)が出来る事が、なによりも自分を快適にラクにしてくれますね。

 
僕も、副業時代は、逆タッチブラインド(keyboardを見て打って、エンターの時にモニターで確認)を独学でしてました。

 
通常のタッチブラインド以上に速く満足してたんですけど、やっぱりタッチブラインドを覚えろう!と思って2015年あたりにタッチブラインドの指の動きでタイピングし始めました。

 
逆タッチブラインドでは爆速だったから、タッチブラインドを始めたときは、仕事の効率が数分の1レベルに落ちて本当にストレスでした。

 
でも、数ヶ月でタッチブラインドを覚え、今では「爆速」で打てます。

 
この前、ある打ち合わせの時、その議事録をタイピングしてる人が居ました。

 
会話のログをタイピングしてるので、もちろん速いのですが、タッチブラインドが出来てない人でした。

 
タッチブラインドをしてない人は、小指を使えないので、すぐに分かるんです。

この人は、この打ち方が1番速いと思っていると思います。

 
でもそれは間違い。温泉に下着つけて入って『やっぱ温泉は最高やわ〜』って言ってるのと同じ。
 

タッチブラインドが世界基準という理由は「速くてストレスフル」だと思います。

 
『プロなら必須スキル』っていう理由がちゃんとあるんですよね。

 
だから、タッチブラインド以外の打ち方って、所詮は亜流であり、それはストレスや速さに繋がります。

 
結局、そういう積み重ねで数年経てば、ストレスの構築も違う結果になると思うし。


やっぱり、柔軟性は必要ですね。

【流れの中で生きている

流されないで生きている

鮎 byよしき 飯塚の詩人】

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