素晴らしい動画でした。
ちなみにこのチャンネル、プロキックボクサーの帰国子女の兄弟のチャンネルで、K1選手の試合の解説とかテクニックチュートリアル動画などもあり、好きなチャンネルです。
この動画で語られてる2人のアスリートのマインド。
僕が10年位前に読み、以来何度も読み返してるルータイスの『アファメーション』と言う本そのもの。
無意識でアスリートもこう言ったマインドを持って実行してるんだろうなと思いました。
タイソンが負けだし、耳を噛んだり奇行に走る様になったのは、カス・ダマトが「絶対付き合ってはダメな大人だ」と死ぬまでいっていたトレーナー、ドン・キングと組むようになってから。
この動画で、今現在のタイソンが、カス・ダマトの事を話しているときに「泣きそうだ」と言っているのを見ると、どれだけカス・ダマトを信頼していたのかがわかる。
タイソンはカスダマトの死を乗り越える事が出来なかったと言われてます。
体と心は別ではなく、お互いに影響を及ぼすセットであるという意味の『拳禅一如(けんぜんいちにょ)』愛なき力は無力なり、力無き愛は無力なりの『力愛不二(りきあいふに)』武道での格言ですが、タイソンとカスダマトの関係はまさにコレかなと。
- 「試合の前はビビって仕方がなかった。」
- 「人生で全てにおいて自信が必要なこともカス・ダマトに教えてもらった。ビー玉コレクターでも大工でも、自分を信じないとダメだ。有名になった人間は自信を持っていた。でも、その殆どは無理やりの自信。(自信を持つ程の自信なんて)事実ではなかった。」
- 「自分がベスト(一番強い)だと言うのは、ボク自身が知る前、自覚する前に、他の皆はボクの試合を観て知ってました。ボクだけが(自分が1番強い事を)知らなかったのです。少し馬鹿げてます。もう、自分で自分がベストだと知ってもいいと思います。カス・ダマトのお陰です。」
by マイク・タイソン
この動画には、UFCのチャンプ、GSPも出てきます。引退しましたけど。
- 「試合前は怖くて仕方がない。でも、自信がある人の様に行動した。成功したかの様に振る舞った。そうすると実際に自信がつく」
- 「恐怖と不安を客に隠し、自信がある人の様に入場からなりすました。」
- 「人生と試合は同じです。自信は精神状態ではなく、自分自身の選択です。」
- 「成功するまで成功しているフリをするんです。自信のある人の様に振る舞い行動するんです」
- 「試合の前の土曜日は不安で仕方がない。その気持は消せない。でも、当日、オクタゴンに入る時、客にはまるで自分が失敗する事が不可能の様に歩いていく。」
by GSP
無敵だと思っているアスリートが、こんな凡人みたいな事で悩んでいるとか知ると、なんか勇気が出てきますよね。