ビジネスに師匠は必要か。
僕の答えは「必要」です。
ただし、師匠は生きている必要はないし、会ったこともない人でいい。
ダン・ケネディ(Dan S. Kennedy)。
アメリカのマーケター・コンサルタント。「No B.S.(たわごとなし)」シリーズで知られる、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の現代における最大の普及者です。
日本での知名度はほぼゼロ。アメリカでも「知ってる人は知ってる」程度のポジション。
でも彼から学んだ起業家・経営者が世界に何十万人もいて、その多くが「ケネディで商売が変わった」と言う。
僕がケネディを好きな一番の理由は、「不都合な真実を、証拠と事例を積み上げながら言い続けた人だから」です。
「良い商品を作れば売れる」は幻想。
「人脈があっても集客できなければ意味がない」。
「情熱があっても売れなければ廃業」。
「追いかけるな、ポジショニングせよ」。
耳が痛い話ばかりです。でも、耳が痛いということは、そこに盲点があるということ。
「盲目の世界では、片目の人間が王になる。」
もともとはイギリスの作家H.G.ウェルズの小説に登場する一節で、後に格言として広まりました。
ケネディはこの言葉の精神を、自分のビジネス哲学の中核に置いていました。
この言葉が、福岡・筑豊の地場経営者に一番刺さると思っている。
地場の中小企業・一人親方の業界は、マーケティングに関しては完全な「盲目地帯」です。
「良い仕事をしていれば口コミで来る」に依存している同業者がほぼ全員。
HPは作ったけど放置。GoogleビジネスプロフィールはGoogleが勝手に作った状態のまま。DRMという言葉は聞いたこともない。
これは批判じゃないです。
誰も教えてくれていないから、知らないのは当然のことです。
でも逆に言えば、ここで「片目を開ける」だけで、同業者と圧倒的な差がつく。
HPを「見せるためのもの」から「集客する仕組み」に変える。
Googleビジネスプロフィールを「存在を知らせるツール」から「信頼を積み上げる資産」として運用する。
「来てくれた人に売る」だけでなく「まだ知らない人に届ける」発信を作る。
これだけで、盲目の業界の中では「片目の人間」になれる。
ケネディが繰り返し言っていた言葉があります。
「質ではなく、質の認知(Perception)が全てを決める。」
職人が30年かけて磨いた技術は、本当に価値がある。
でもその価値が伝わらなければ、存在しないのと同じです。
ケネディはすでに認知症を患っており、現役での活動から退いています。
でも彼が残した「売り方の設計」という思想は、今でも僕の商売の根っこにある。
片目を開けるかどうかは、読んでいるあなた次第です。
ただ、開けようと思ったときに「こういう世界がある」と知っている人間が近くにいれば、遠回りしなくて済む。
そのために、このブログを書いています。
#武士は食わねど高楊枝 #一人親方稼業 #矜持












