so i called up the Captain
“please bring me my wine”
he said
“We haven’t had that sprit here since 1969”バーテンダーを呼んで「ワインをくれ」って言ったら「この店(ホテルカルフォルニア)には1969年以降、お酒は置いておりません。」と言った。
#イーグルス #ホテルカルフォルニア の歌詞。
Spirtの「魂」と「お酒」の意味で、「1969年のベトナム戦争以降、アメリカ人には魂はありません」というダブルミーニング。
拝金主義へのアンチテーゼの意味で歌われた歌、そのアメリカを代表する架空のホテル、ホテルカルフォルニアにお酒(SPIRIT・・魂)は置いていないというメッセージ・ソング
もう、随分前のお話。お店に遊びに来てめちゃ仲良くなったメイソンって男の子が居た。
カナダ人で、当時ボクよりも5~7個位下のALTの先生。
オヤジさんがガッツリのロックファン、更にカナダ人という事で #ニールヤング 信者で、その影響でメイソンも若いのに70年代の音楽がかなり詳しくて。
スケーターみたいなファッションだったけど、音楽はガッツリと僕と趣味が合ってて。
音楽は国境を超えるじゃないけど、僕も英語が殆ど喋れない、メイソンも日本語殆ど喋れないながらも、僕のお店でかかる音楽が好きで良く遊びに来てた。
料理だからって事で、僕の奥さんと二人をアパートに招待もしてくれて、僕も福岡のパーティーにも何度か連れていったりしてた。
僕のお客さん達にもメイソンを紹介し、飯塚でも何回か飲みに行ったり。
ある日の事、たまたま、Brewer & Shipley(ブリュワーandシップリー。正式はブルーワーandシップレーかな)の”One Toke Over the Line” をかけてた。
このバンド自体も、知ってる人は少ない感じだけど、”One Toke Over the Line” は「人生の道」って邦題で、日本でもそこそこ流行った曲らしい。
“One Toke Over the Line”は聴かなければ人生損をする、ってくらいの名曲なのでオススメ。
僕は、コレも20代の時から聴いてて好きなデュオで、めちゃカッコいい。
で、メイソンはこの曲は知らないで、この曲聴いてて「リョースケ、この意味分かる??」って聞いてきた。
コレはマリファナの歌で
- One Toke・・ジョイントで一服
- Over the Line・・トビすぎてダウン
って意味らしい。
「ジョイント吸っててトビ過ぎちゃって、駅で動けね~」的な。
Over the Lineってのが、線路の上、道の上、ってのと「トビすぎ」って意味のダブルミーニング。
メイソンの考察だし、もう遥か彼方の記憶なので都市伝説的な戯言として聞いてくれればw
追加情報
You Tubeで和訳ないかなって思って探してたら、このチャンネルがあった。
で、コメントで「坂口」さんって方がかなり詳しく書いてたので引用。凄い坂口さん。
懐かしい曲ですね。これが流れていた数分間が私の人生曲がり角だったかも。
何十年も前の夏、リスボン郊外のビーチで大西洋を眼前に当時W**大生だった私は、金髪美女(本人曰く中以上だと)とグタグタしていた。
RADIO PURTUGULと車体にペイントされたミニバンが海岸でガンガンヒット曲を流していた。
この曲の歌詞に興味を持った私はそのL.A.女子大生に意味を訪ねたところ「stupid ! 私はボブディランなら聞くけど、ハーマンハーマンの歌詞なんか聞かないわ」と一蹴されてしまった。
さて、One Toke Over The Line sweat JesusはLineにTheがついていることから、このLineには唯一絶対というニュアンスがあります。
つまりこの一節は「一服やって、ヤバい一線を越えちまったぜ、なあ、神様」と聞くべき。
その後出てくるsweet Maryも前出のsweet Jesusと合わせて聞けば、マリヤ様と見るべき。
更にmommaや deadから、歌詞は完全にクイーンのボヘミアンラプソディーの精神状態です。深刻な歌なんですよ。
米南部諸州で放送禁止になったのも無理ない。
何故ハシシとマリワナをスパスパTokeしていた僕のsweet Claireがこの歌詞を嫌ったのかちゃんと英語が分かっていれば、その後の人生も違った展開だったかも。Sweet Jesus!
メイソンが言ってた事は間違ってなかった(笑)
ボヘミアンラプソディーの世界観だったのか~~。
ホテルカルフォルニアも含め、ダブルミーニングのメッセージは、洋楽では良くある。
ネットでも、One Toke Over the Lineはマリファナソングとか、ホテルカルフォルニアさえもマリファナソングとかの都市伝説的な話も多い。
でも、One Toke Over the Lineに限って言えば、カナダ人のネイティブがそういうんだから間違いない。と思う(笑)
ちなみに、あとから知ったんだけど、 #グレイトフルデッド の御大、 #ジェリーガルシア がスティール・ギターで参加してる。
ガルシアの御大が絡んでるって部分で、もう察して下さい、って事で。
あと、ファーストアルバムも「Weeds」だしね(笑)
Brewer & Shipleyのアルバムは全部いいんだけど、特にこのアルバム「Tarkio」は、グレイトフルデッドの #アメリカンビューティー 的なサンフランシスコmusicのテイストがあるな、って当時から思ってたから、ジェリーガルシアの息がかかってたんだ、って妙に納得。
っていうか、アメリカンビューティーのリリースが1970年11月、このTarkioのアルバムが1970年のリリース月は分からない感じ。
ってことは、Brewer & Shipleyの音楽が、むしろ #ジェリーガルシア に何かしらのインスパイアを与えていたのかもしれない。
ジェリーガルシアは、ワーキングマンズデッドはガッツリとクロスビースティルスナッシュ&ヤングの影響で作った。
だから、デッドヘッズたちから当初は受け入れられなかった。
アルバム、アメリカンビューティー、ワーキングマンズデッドは、「デッドらしくない」とヘッズ達には不評だったけど、音楽的にはかなりデッドの裾野を広げた価値のあるアルバムなのかなと個人的には思う。
デッドのギタリスト、フィル・レッシュのお父さんがガンの時に作られた曲、ボックスofレインは名曲。
僕も、この二枚のアルバム、そしてタッチオブグレーが無ければ、デッドを深堀りしてないと思うし。
Brewer & Shipleyも、全部サブスクで聴けるので、ぜひオススメ。
#70年代音楽