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The successful warrior is the average man, with laser-like focus.

成功した戦士とは、レーザーのような集中力を持つ普通の人間である。

by Bruce Lee

こんにちは。当ブログへのご訪問ありがとうございます。

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この記事のポイント
  • ジョーディスペンザ博士とは何者なのか、その科学的権威性が分かる
  • 思考が現実を創るメカニズムが脳科学と量子力学から理解できる
  • 過去の自分から抜け出し、未来の自分を創造する瞑想法の基本が学べる
  • なぜ心のトレーニングが「問題が起きてからでは遅い」保険なのかが分かる
  • デビッド・ゴギンズの哲学と瞑想の意外な共通点に気づける

「変わりたい」。

心の底からそう願っているのに、気づけばいつも同じ場所をグルグル回っている。

まるで透明な壁にぶつかっているかのように、過去の失敗やネガティブな感情がリフレインする毎日。

ぶっちゃけ、そんな経験って誰にでもあると思うんです。

僕自身も、かつてはそんな「見えない牢獄」の中でもがいていた一人でした。

でも、もしその牢獄の正体が、自分自身の「思考のクセ」だとしたら?

そして、そのクセを科学的に理解し、書き換える方法があるとしたら…?

今回は、そんな人生のゲームチェンジャーとなり得る「ジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方」について、僕自身の15年以上にわたる瞑想実践者の視点も交えながら、トコトン深掘りしていきたいと思います。

「スピリチュアルはちょっと…」と感じる人ほど、きっと驚くはずです。

これは根性論ではなく、脳科学と量子力学に基づいた、再現性のある「自分革命」のメソッドなので。

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ジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方とは?

この章のポイント
  • 博士の経歴と権威性:なぜ彼の言葉は信頼されるのか
  • 科学者が見た奇跡?博士の壮絶な復活劇
  • 「思考が現実を創る」を科学する脳の仕組み
  • なぜ僕達は過去という名の牢獄に囚われるのか
  • 量子力学が明かす「未来の自分」の作り方

さて、ジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方の核心に触れる前に、まずは「そもそも、この人はいったい何者?」という部分をクリアにしておきましょう。

僕が彼の理論に惹かれた最大の理由は、その圧倒的な科学的背景と、彼自身の人生が何よりの「証明」になっているからです。

単なる精神論やスピリチュアルなフワフワした話ではない。

そこには、神経科学、量子物理学、そして何より彼自身の壮絶な体験に裏打ちされた、確固たる「事実」があります。

この章では、博士の言葉がなぜ世界中の人々を動かすのか、その権威性の源泉から、僕達の現実を支配する脳と意識の驚くべきメカニズムまでを、一つひとつ解き明かしていきます。

僕達がいかに「過去」というプログラムに縛られているか、そして、そこから抜け出して「未来」を創造する可能性が、科学的に誰にでも開かれているという事実に、きっと驚くことになるはずです。

博士の経歴と権威性:なぜ彼の言葉は信頼されるのか

まず、ジョーディスペンザ博士のバックグラウンドを知ることは、彼の教えを理解する上でめちゃくちゃ重要です。

なぜなら、彼の言葉の重みは、その華々しい経歴から来ているからです。

博士はもともとカイロプラクティックの専門家で、大学では生化学を専攻し、神経科学にも深い造詣を持っています。

つまり、彼は人体の構造と機能、特に脳と神経系のエキスパートなんですね。

言うなれば、人体の「ハードウェア」と「ソフトウェア」の両方を熟知したエンジニアのようなものです。

さらに、彼はニューヨーク・タイムズのベストセラー作家であり、世界40カ国以上で講演やワークショップを行い、何万人もの人々の人生を変える手助けをしてきました。

彼の研究は、神経科学、量子物理学、エピジェネティクス(後成遺伝学)といった最先端の科学分野に及んでいます。

彼の話が単なる「良い話」で終わらないのは、こうした科学的な裏付けがしっかりとあるからなんです。

普通、自己啓発やスピリチュアルな話って、「信じるか信じないかはあなた次第です」みたいな部分がどうしても残りますよね。

でも、ディスペンザ博士は「これが脳で起きていることです」「これが物理法則です」と、客観的なデータと科学的理論に基づいて説明してくれる。

この「科学者としての視点」こそが、彼の言葉に圧倒的な説得力と権威性を与えている最大の理由だと、僕は感じています。

そして、その権威性を決定的なものにしたのが、彼自身の身に起きた「奇跡」としか言いようのない出来事でした。

科学者が見た奇跡?博士の壮絶な復活劇

ジョーディスペンザ博士の理論がなぜこれほどまでにパワフルなのか。

その答えは、彼自身の壮絶な体験にあります。

1986年、博士はトライアスロンの大会中にトラックにはねられるという大事故に遭いました。

脊椎のうち6本を破裂骨折し、医師たちからは「一生歩くことはできないだろう」と宣告されます。

唯一の治療法として提案されたのは、背骨に金属の棒(ハリントンロッド)を埋め込む大手術でしたが、それでも後遺症が残る可能性が高いという絶望的な状況でした。

科学者であり、人体の専門家である博士は、ここで人生を揺るがす決断をします。

手術を拒否し、自分自身の力で、心と身体の治癒力だけでこの危機を乗り越えようと決めたのです。

それはまるで、設計図なしで家を建てようとするくらい無謀な挑戦に思えたかもしれません。

彼は来る日も来る日もベッドの上で、完璧に再構築された自分の背骨を心の中で詳細にイメージし続けました。

そして、その背骨が完全に機能している状態を、感情レベルで「感じる」ことに集中したのです。

思考が現実を創り出すという信念、つまり「心で起こることは、身体でも起こる」という一点に全てを賭けたわけです。

最初は疑いや痛み、恐怖との壮絶な戦いでした。

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しかし、毎日何時間も、意識を内側に向けてこのプロセスを繰り返すうちに、彼の身体に変化が起こり始めます。

そして事故からわずか10週間後、彼は再び自分の足で立ち上がり、歩き始めたのです。

12週間後には、完全に職場復帰を果たしました。

これは、現代医学の常識では説明がつかない「奇跡」でした。

この体験を通して、ディスペンザ博士は、人間の意識が持つ力が、物理的な現実(肉体)をいかに劇的に変えることができるかを身をもって証明したのです。

彼の教えに宿る圧倒的なリアリティと熱量は、この「死の淵からの生還」という壮絶な原体験から生まれているんですね。

「思考が現実を創る」を科学する脳の仕組み

では、なぜ博士が体験したような「奇跡」が起こり得るのか。

その鍵を握るのが、僕達の「脳」の仕組み、特に「神経可塑性(しんけいかそせい)」という性質です。

昔は、脳は成人すると変化しないと考えられていました。

でも、近年の研究で、脳は経験や学習によって、物理的な構造や配線を生涯にわたって変化させ続けることがわかってきたんです。

ディスペンザ博士はこれを「繰り返し考えることは、脳にとって現実の体験と同じ」と説明しています。

例えば、毎日「自分はダメな人間だ」と考え続けているとします。

すると、脳の中では「自分はダメだ」と感じるための神経回路が何度も使われ、どんどん太く、強固になっていきます。

これは、毎日同じ山道を歩いていると、そこにクッキリとした道ができるのと同じ原理です。

この道が「思考のクセ」の正体です。

そして、この思考が特定の感情(無力感、悲しみなど)を引き起こし、その感情がさらに同じ思考を呼び起こす…という悪循環に陥ります。

これが「思考と感情のループ」であり、僕達が「性格」や「人格」と呼んでいるものの正体なんですね。

逆に言えば、もし僕達が意識的に「なりたい自分」を繰り返し考え、その時の「感情」を先取りして感じることができればどうなるでしょう?

脳はそれを「現実の体験」と認識し、「なりたい自分」になるための新しい神経回路を構築し始めるのです。

  • 繰り返し考え、感じることで、脳内に新しい神経回路(道)が作られる。
  • 脳は、現実の体験と、ありありと思い描いたイメージを区別できない。
  • つまり、未来の出来事を「思考」と「感情」で先取り体験すれば、脳は未来の現実に合わせて物理的に変化し始める。

ディスペンザ博士が事故後のベッドの上でやっていたのは、まさにこれでした。

彼は「完全に健康な背骨」を繰り返し思考し、「健康である喜びや感謝」の感情を先取りして感じ続けることで、脳内に「健康な自分」への新しい神経回路を物理的に作り上げ、身体にその設計図通りに自己修復させた、というわけです。

これが「思考が現実を創る」という言葉の、科学的な正体なのです。

なぜ僕達は過去という名の牢獄に囚われるのか

「思考が現実を創るなら、なぜ多くの人は望まない現実を創り続けてしまうのか?」

これは、誰もが抱く当然の疑問だと思います。

その答えは、僕達の思考の95%以上が、過去の経験によってプログラムされた「無意識」によって自動操縦されているからです。

ディスペンザ博士はこれを「身体が心になる」状態と表現します。

どういうことかと言うと、先ほど説明した「思考と感情のループ」を長年繰り返していると、特定の感情(例えば、不安や怒り)が身体に染み付いてしまうんです。

身体の細胞が、その感情という化学物質を「栄養」のように求めるようになってしまう。

こうなると、もう意識(心)で「ポジティブに考えよう」としても、身体(無意識)が「いや、いつもの不安をくれ」と要求してくるわけです。

そして、身体の要求に応えるために、無意識に不安になるような思考を探し始めてしまう。

これが、多くの人が「変わりたいのに変われない」根本的な原因です。

意識(顕在意識)はたったの5%。

残りの95%である無意識(潜在意識)という名の巨象の背中に乗った象使いのようなものです。

象使いが「右へ行け!」と叫んでも、象が左へ行きたければ、そっちへ行ってしまう。

僕達は、過去の経験によって条件付けられた「感情中毒」の状態にあり、その中毒を満たすために、無意識に同じ現実を再生産し続けているのです。

それはまるで、岸にロープで繋がれたまま、必死にボートを漕いでいるようなもの。

どんなに努力しても、同じ場所から動けないのは当然ですよね。

この状態から抜け出すには、まず自分が「過去という名の牢獄」に囚われていることに気づき、その牢獄を創り出している自分自身の思考と感情のパターンを断ち切る必要があるのです。

量子力学が明かす「未来の自分」の作り方

さて、ここまでの話は脳科学、つまり僕達の「内側」の世界の話でした。

ここからは少しスケールアップして、量子力学的な視点から「外側」の世界、つまり現実そのものがどう創られるのかを見ていきましょう。

「急に難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。

ディスペンザ博士の考え方を理解する上で、めちゃくちゃ面白い部分なので。

量子物理学の世界では、僕達が認識しているすべての物質は、最終的にはエネルギーと情報から成り立っていると考えられています。

そして、目に見えないレベルでは、あらゆる可能性が「可能性の波」として同時に存在している「量子場(クォンタム・フィールド)」が広がっている、とされています。

例えるなら、ラジオの電波みたいなものです。

この空間には、FMラジオ、AMラジオ、警察無線など、無数の周波数が同時に存在していますよね。

でも、僕達はチューナーを特定の周波数に合わせることで、その中の一つの放送だけを聞くことができます。

ディスペンザ博士によれば、僕達の「思考」と「感情」が、このチューナーの役割を果たしている、というのです。

僕達が発する思考(電気信号)と感情(磁気信号)が組み合わさって、特定の電磁場シグナルを量子場に発信します。

そして、そのシグナルと一致する周波数の「可能性」が、現実として僕達の目の前に現れる、というわけです。

  • 「自分は豊かだ」という明確な思考(意図)を持つ。
  • 「豊かであること」の感情(感謝、喜び)を身体で感じる。
  • この思考と感情が一致したシグナルが量子場に送られ、「豊かさ」という現実を引き寄せる。

逆に、口では「豊かになりたい」と言っていても、心(感情)の底で「どうせ無理だ」「お金は汚いものだ」と感じていれば、量子場には「欠乏」のシグナルが送られ、欠乏した現実が創造され続けます。

つまり、未来の自分を創造するとは、量子場に無限に存在する可能性の中から、「なりたい自分」という特定の現実に意識のチューナーを合わせる行為だと言えます。

そのためには、過去の記憶や感情から生まれる古いシグナルを発信するのをやめ、「なりたい未来の自分」の思考と感情を、今この瞬間に感じ始める必要があるのです。

これこそが、博士の提唱する瞑想の核心であり、次の章で詳しく見ていく「実践」の部分になります。

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実践編|ジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方を日常に活かす

この章のポイント
  • 初心者でもOK!瞑想の具体的なステップ
  • なぜ「不快」が成長の鍵なのか?ゴギンズ的視点
  • 脳と心臓を同調させるハートコヒーレンス
  • 願いが叶う人と叶わない人の決定的な違い

理論はもう十分、と感じているかもしれませんね(笑)。

ここからは、いよいよジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方を、僕達の日常にどう落とし込んでいくか、という「実践編」に入っていきます。

どんなに素晴らしい理論も、実践しなければ、それはただの知識で終わってしまいます。

それはまるで、最高のレシピ本を持っていても、一度もキッチンに立たなければ、美味しい料理が永遠に食べられないのと同じです。

この章では、初心者の方でも今日から始められる瞑想の具体的なステップから、多くの人がつまずく「不快感」の乗り越え方、そして願いを現実に変えるための重要な鍵となる「ハートコヒーレンス」というテクニックまで、具体的にお話ししていきます。

特に、僕が敬愛するデビッド・ゴギンズの哲学とディスペンザ博士の教えが、意外なところで繋がる「不快感の重要性」については、きっと新しい発見があるはずです。

さあ、頭で理解した知識を、「体験」に変える準備はいいでしょうか?

初心者でもOK!瞑想の具体的なステップ

「瞑想って、なんだか難しそう…」

そう感じる気持ち、すごくよく分かります。

でも、ディスペンザ博士の誘導瞑想は非常にロジカルで、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。

ここでは、そのエッセンスを抜き出した、シンプルなステップをご紹介します。

  1. 身体から意識を解放する
    まずは静かな場所で座り、目を閉じます。そして、自分の身体の各パーツ(頭、顔、首、腕、胴体、足…)に意識を向け、そこが占めている「空間」を感じてみてください。次に、身体全体の周りにある空間、さらには部屋全体の空間へと、意識を広げていきます。目的は、いつもは身体に限定されている意識を、広大な空間へと解放してあげることです。
  2. 「何者でもない」状態になる
    意識が空間に広がっていくと、自分を定義していた様々なラベル(名前、職業、人間関係、過去の経験など)が、だんだんと意味をなさなくなってきます。この「何者でもない(No one)」「どこにもいない(No where)」「時間もない(No time)」という状態こそ、量子場にアクセスするための入り口です。過去や未来から解放され、「純粋な意識」になる感覚です。
  3. 未来の自分を創造し、その感情を感じる
    純粋な意識の状態になったら、次に「どんな自分になりたいか」という明確な意図(思考)を持ちます。そして、最も重要なのが、その未来がすでに実現したかのように「感情」を先取りして感じることです。豊かになりたいなら「感謝」や「充足感」。健康になりたいなら「活力」や「安心感」。その感情で全身を満たし、その状態で数分間、ただ在り続けます。
  4. 感謝と共に日常に戻る
    最後に、その未来を創造してくれた大いなる知性(量子場)に対して、心からの感謝を捧げます。そして、ゆっくりと意識を身体に戻し、目を開けます。瞑想を終えたあなたは、もはや瞑想を始める前のあなたではありません。脳の配線はすでに変わり始めているのです。

ポイントは、「どうやって?」という思考を手放し、ただ「感じる」ことに徹すること。

最初はうまくいかなくても、毎日続けることで、脳は確実に新しいやり方を学習していきます。

焦らず、楽しんで取り組むことが一番のコツです。

なぜ「不快」が成長の鍵なのか?ゴギンズ的視点

ジョーディスペンザ博士の瞑想を実践し始めると、多くの人が一つの壁にぶつかります。

それは、慣れ親しんだ自己(過去の思考や感情)を手放そうとする時に訪れる、強烈な「不快感」です。

身体は、変化を嫌います。

これまで慣れ親しんだ感情の化学物質をよこせと、心(思考)にシグナルを送ってきます。

「どうせ無理だよ」「昨日も失敗したじゃないか」「瞑想なんて時間の無駄だ」…。

こうした自己否定的な思考が嵐のように吹き荒れ、僕達を引き戻そうとします。

ディスペンザ博士は、この不快な瞬間こそが「最も重要な局面」だと言います。

この不快感を乗り越え、それでも未来の感情を選び取ることができた時、僕達は生物学的に過去の自分から決別し、新しい自分へと生まれ変わるからです。

そして、この「不快感の重要性」は、僕が尊敬してやまない、元ネイビーシールズ隊員のデビッド・ゴギンズの哲学と見事に一致します。

ゴギンズは「コンフォートゾーンは夢が死ぬ場所だ」「苦しくないなら、やる意味がない」と言い放ちます。

彼は、肉体的な苦痛の限界を超えることで、精神の壁を打ち破ってきました。

ディスペンザ博士が「内なる不快感」との対峙を説くなら、ゴギンズは「外的な不快感」を自ら求めにいく。

アプローチは真逆に見えますが、本質は同じです。

「快適な環境では、真の強さは得られない」。

瞑想中に湧き上がる「もうやめたい」という心の声は、ゴギンズが極限のウルトラマラソンで聞く声と、まったく同じものなんです。

その声に屈するのか、それともそれを乗り越えて一歩先へ進むのか。

そこに、成長のすべてがかかっている。

瞑想は、静かな部屋で行う「精神のウルトラマラソン」だと言えるかもしれませんね。

脳と心臓を同調させるハートコヒーレンス

未来の自分を創造する上で、ディスペンザ博士が特に重要視しているテクニックが「ハートコヒーレンス」です。

これは、脳と心臓のリズムを意図的に同調させることで、身体を最適な状態に導くための方法です。

なぜ心臓が重要なのか?

実は、心臓は脳よりもはるかに強力な電磁場を生成していることが科学的にわかっています。

その強さは、脳の約100倍の電気、約5000倍の磁力を持つと言われています。

つまり、心臓は、量子場にシグナルを送るための、超強力なアンテナなんです。

そして、このアンテナの性能を最大化する鍵が、「感謝」「喜び」「愛」といった高次の感情です。

僕達がこうしたポジティブな感情を感じている時、心臓の鼓動は非常に規則的で、整った(コヒーレントな)波形を描きます。

この整った信号が脳に伝わると、脳もまた同調し、非常に創造的で効率的な状態になります。

逆に、ストレスや怒り、恐れを感じている時、心臓の鼓動は不規則で、乱れた(インコヒーレントな)波形になります。

この乱れた信号は、脳の機能を低下させ、僕達を生存モード(闘争か逃走か)に閉じ込めてしまいます。

ハートコヒーレンスの実践方法はシンプルです。

  • まず、意識を心臓(胸の中心)に集中します。
  • 次に、ゆっくりと深い呼吸をしながら、心臓で呼吸しているようなイメージを持ちます。
  • そして、「感謝」「思いやり」「喜び」といった、高次の感情を意図的に呼び起こし、その感情で心臓を満たします。

この状態を数分間キープするだけで、心臓と脳は同調し始め、身体全体のエネルギー状態が劇的に変わります。

このコヒーレントな状態で未来の意図を量子場に送ることで、僕達の願いはより強力に、そして迅速に現実化し始める、というのが博士の理論です。

思考という「意図」だけでなく、心臓から発する「感情」というエネルギーを同調させること。

これが、現実創造を加速させるための秘訣なんですね。

願いが叶う人と叶わない人の決定的な違い

ここまで、ジョーディスペンザ博士の理論と実践法について見てきました。

しかし、同じように瞑想を実践しても、すぐに変化を体験する人と、なかなか現実が変わらない人がいます。

その決定的な違いは、一体どこにあるのでしょうか?

博士は、その違いを「在り方(State of Being)」という言葉で説明します。

願いが叶わない人の多くは、「思考」レベルでは未来を望んでいても、「感情」や「身体」のレベルでは、完全に過去に生きているのです。

瞑想中は未来の素晴らしい感情を感じていても、瞑想が終わった瞬間に、いつもの日常に戻り、いつもの不満を口にし、いつもの心配事を考え始めてしまう。

これは、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。

量子場には、一貫性のない、混線したシグナルが送られるため、現実は変わりようがありません。

一方、願いを叶える人は、瞑想で感じた「未来の自分」の感情とエネルギーを、日常生活の中でも持続させます。

彼らは、未来の出来事が起きるのを「待つ」のではなく、すでにそれが起きたかのように「振る舞う」のです。

彼らはもはや、「豊かになる」ことを目指しているのではなく、「豊かな人間として」一日を生きるのです。

困難な出来事に遭遇しても、「以前の自分ならここで怒っていたな。でも、未来の自分ならどう対処するだろう?」と自問し、新しい選択をします。

この「在り方」の一貫性こそが、量子場に対して最も強力でクリアなシグナルを送ります。

思考と言動、感情と行動が完全に一致した時、僕達の現実は、その内なる状態を映し出す鏡として、劇的に変化せざるを得ないのです。

違いは、テクニックの差ではありません。

一日24時間のうち、どれだけの時間、「未来の自分」として存在できているか。

ただ、それだけなのです。

【総括】ジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方で人生を変える

この章のポイント
  • なぜ「問題が起きてから」では遅いのか
  • 潜在意識を書き換えるということ
  • 僕が瞑想を15年以上続ける本当の理由

さて、最後の章になりました。

ここまで、ジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方について、その科学的背景から具体的な実践法までを詳しく見てきました。

脳の仕組みを理解し、量子的な現実創造のモデルを知り、日々の瞑想で未来の自分を体感する。

これらはすべて、人生を自分の手に取り戻すための強力なツールです。

しかし、僕がこの記事を通して最も伝えたかったことは、これらのツールを「何のために使うのか」という、もっと根本的な問いかけです。

それは、単に願いを叶えるための魔法の杖ではありません。

僕自身の15年以上にわたる瞑想経験から断言できるのは、これは「人生の危機に備えるための、最強の保険」だということです。

この最終章では、なぜ問題が起きてからでは手遅れなのか、そして僕がなぜ、何もない平穏な日々でさえ、この「心のトレーニング」を欠かさず続けるのか、その本当の理由をお話しさせてください。

なぜ「問題が起きてから」では遅いのか

僕の持論に、「心のトレーニングは保険と同じ」というものがあります。

例えば、僕達は健康な時にこそ、万が一の病気やケガに備えて医療保険に加入しますよね。

火事になってから火災保険に入ろうとしても、手遅れです。

心のトレーニング、つまり瞑想やアファメーションも、これと全く同じなんです。

人生には、予期せぬ困難や理不尽な出来事が必ず訪れます。

失業、病気、人間関係の破綻…そうした「まさか」の事態に直面した時、僕達の心は一瞬でパニックに陥り、過去の生存本能に基づいたネガティブな感情(恐怖、怒り、絶望)に支配されてしまいます。

そんな土砂降りの嵐の真っ只中で、「よし、今からポジティブに考えよう」「未来の自分を創造しよう」なんて思えるでしょうか?

ぶっちゃけ、無理ゲーです。

それは、嵐の海に放り出されてから、船の作り方を学び始めるようなもの。

溺れてしまうのが関の山です。

本当に力が試されるのは、逆境の時です。

そして、その時に自分を救ってくれるのは、平穏な日々に、どれだけ「心の筋肉」を鍛えてきたか、という蓄積だけなんです。

毎日瞑想を続けることで、僕達は感情をコントロールし、意識を望む方向に向ける訓練をしています。

ネガティブな思考が湧いてきても、それに気づき、手放す練習をしています。

この日々の地道なトレーニングが、いざという時に僕達をパニックから救い出し、冷静な判断力と、困難の中からでも可能性を見出す視点を与えてくれるのです。

だからこそ、何の問題もない、平穏な時にこそ、僕達は心のトレーニングを続ける必要がある。

それは、いつか必ず来る人生の嵐に備えるための、自分自身でかけることができる、最も確実で価値のある「保険」なのです。

潜在意識を書き換えるということ

ジョーディスペンザ博士の教えの核心は、結局のところ「潜在意識(無意識)のプログラムを書き換える」という一点に尽きます。

僕達の人生の95%を支配しているこのOSをアップデートしない限り、どんなに意識的な努力(5%の力)をしても、根本的な変化は望めません。

そして、この潜在意識にアクセスできる唯一の時間、それが「瞑想」によってもたらされる、脳波がアルファ波やシータ波に下がった状態です。

普段、僕達の脳はベータ波という覚醒状態にあり、意識と無意識の間には「分析的な心」という名の強固な壁が存在します。

この壁が、新しい情報が潜在意識に届くのをブロックしているんですね。

しかし、瞑想によってリラックスし、意識が内側に向かうと、この壁のガードが甘くなります。

この瞬間に、「なりたい自分」のイメージや感情を繰り返しインプットすることで、僕達は潜在意識のプログラムを直接書き換えることができるのです。

これは、パソコンのセーフモードでシステムファイルを書き換える作業に似ているかもしれません。

一度、新しいプログラムがインストールされれば、あとは日常のあらゆる場面で、その新しいOSが自動的に作動し始めます。

これまでネガティブに反応していた出来事に、なぜか穏やかでいられる自分に気づく。

チャンスが来た時に、以前ならためらっていた場面で、自然に行動できている自分に驚く。

これが、潜在意識が書き換わったサインです。

「頑張って」ポジティブになるのではなく、「気づいたら」そうなっている。

この自動操縦の状態を手に入れることこそが、ジョーディスペンザ博士の瞑想や考え方が目指す、本当のゴールなのだと僕は理解しています。

僕が瞑想を15年以上続ける本当の理由

僕が瞑想を始めたのは、もう15年以上前のことです。

当時は、ジョーディスペンザ博士のことも知りませんでしたし、もっとシンプルなマインドフルネス瞑想から入りました。

きっかけは、独立する前、2008年に引き寄せの法則を知ってから。

自分が欲しい車を引き寄せて(今思えば、それはRASの法則であり、アファメーションとかの脳の仕組みであり、決してスピリチャルな話ではなかったんですけど)から、その可能性がわかった。

正直、最初の頃は効果なんて全く分かりませんでした(笑)。

ただ座っているだけで雑念ばかり浮かんでくるし、「こんなことして意味あるのか?」と何度も思いました。

でも、なぜかやめなかった。

ほんの少し、ほんの数分でもいいから、毎日続けることだけを自分に課しました。

そして、数ヶ月、一年と経つうちに、ふとした瞬間に自分の変化に気づくようになりました。

以前ならカッとなっていた場面で、一呼吸おけるようになった。

未来への漠然とした不安が、少しずつ「今、ここ」への集中に変わっていった。

何より、自分の感情や思考を、少し離れた場所から客観的に眺められるようになったのが、一番大きな変化でした。

自分が「思考そのもの」なのではなく、「思考を観察している意識」であるという感覚。

この感覚が、僕を感情のジェットコースターから解放してくれました。

ディスペンザ博士の理論に出会ったのは、それから何年も経ってからです。

でも、彼の本を読んだ時、僕が長年、体験として感じてきたことが、見事に科学の言葉で言語化されていて、心の底から「なるほど!」と腑に落ちたのを覚えています。

僕が今も瞑想を続ける理由は、もはや何かを得るためではありません。

それは、歯を磨いたり、顔を洗ったりするのと同じ、心の衛生を保つための「習慣」です。

そして、人生という予測不可能な航海において、自分自身という船を常に最高の状態にメンテナンスしておくための、最も重要な日課です。

いつ嵐が来ても、この船なら乗り越えられる。

その静かな確信こそが、瞑想が僕に与えてくれた、何物にも代えがたい財産なのだと思っています。

この記事のまとめ
  • ジョーディスペンザ博士は科学的知見を持つ本物の専門家
  • 博士自身の奇跡的な回復がその理論の何よりの証拠
  • 思考と感情で脳の神経回路は物理的に変化する
  • 僕達は無意識に過去の感情を再生産する中毒になっている
  • 量子場にはあらゆる未来の可能性がすでに存在している
  • 瞑想は過去の自分を手放し未来の自分と繋がる技術
  • 変化の過程で訪れる「不快感」こそが成長のサイン
  • 心臓と脳を同調させると願いの実現が加速する
  • 日常の「在り方」が現実を創造する決定的な鍵
  • 心のトレーニングは問題が起きてからでは遅い最強の保険

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