いつもありがとうございます。

桂米朝さんも好きな落語家さんなんですが、この話は非常に面白いです。

もともと全く価値のないものに、人の評価と勘違いでどんどん価値がついていくという話です。

でも、こんなことって普段の生活でも絶対にありますよね。

ミシュランやギネスのもともとの始まり

ミシュラン五つ星とか、今では凄い権威ある称号ですが、もともとは、タイヤのメーカーのミシュランが、色んな場所に車で移動し、タイヤをすり減らす目的で始めたそうです。

あと、ギネスも、ビールメーカーのギネスが始めた、酔っ払いの自慢話がはじまりだそうです。

いま、心のよりどころにしている権威とかって、実は勝手に決めた何にも無いものなのかもしれないですよね。

この落語も、元々勘違いで価値があると思って買った茶碗が、実は全く価値のないモノだった。

でも、その価値の無いモノだからこそ、後々に想像もつかない様な凄い値打ちを持っていくと言う話です。

落語の面白さは、金持ちでも爽快感がある

この話は、もともとお金を稼ぎたくて行動を起こした人間が、色々な勘違いで、結果的にはかなりのお金を儲けたことになるみたいな話です。

落語の面白いところは、お金持ちでも嫌みがなく、爽快感すら感じることができる部分です。

あっという間の30分ですが、色々な行動の手助けになるような、考えさせてくれる落語です。

そして、それぞれの勘違いで大金持ちになった登場人物が、まさに武士は食わねど高楊枝精神で、キップの良い、真似できない粋な振る舞いをします。色んな意味で本質を考えさせられる落語です。

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