ビジネスに使える心理学|ゲシュタルトと、人間の脳の面白い仕組み

こんにちは。

今日は、ゲシュタルトについて。コーチングや心理学などの本を読めば読むほど、人間の脳の仕組みはすごいな…といつも思います。

僕はだいたい月間30~位の本を読むのですが、読むのも「コツ」があり、一般的に「目次を先に読む」のが良いと言われています。

これは、「ゲシュタルト」と呼ばれる脳科学の原理から立証されています。

人間は「予想を裏切られる」「予測を立てる」「何が書いているのか最初から理解する」と記憶に残る特性があるからです。

では、ココで、皆さんに記憶力テストをしてみますので、よかったら試してみてください。次の文を出来るだけ正確に覚えてください。

ドキドキ、、、

いや、ナナは分からんやろ(笑)

文章を覚えるルールは、以下の二つだけです。

ルール

  1. 読み返さないこと
  2. 普通の音読のスピードで読んでいくこと

それでは以下の文章を覚えてください「グレーの背景の文章です」

新聞は雑誌よりも良い。

海岸は道路よりも良い場所である。

最初は、歩くよりも走る方が良い。

あなたは何度も挑戦するかもしれない。

ちょっとした技術を必要とするが、それらを学ぶのは簡単である。

幼児でさえ、それを楽しむことができる。

一度成功すれば、厄介な問題はわずかなモノである。

鳥はめったに近づいてこない。

しかしながら、雨はすぐにびしょ濡れにする。

同じことをしている人は多いことは、問題の原因となりうる。

沢山のスペースを必要とする。

厄介な問題がない場合、それはとても穏やかなモノとなりうる。

石はイカリの代わりとなる。しかし、それから離れてしまった場合、あなたは2度目のチャンスを得れないだろう。

 

ここまでになります。お疲れ様でした^^何のことか全くわかりませんよね^^;殆どの方が覚えることが出来ないと思います。

これはアメリカの学校での、ある実験です。

二つの班に分けてこの文章を読ませ、1つの班にはこのままの状態で読ませます。

もう1つの班には「この文章はたこあげについて書いている文章である」と説明して読ませます。タコのことだ!と分かったら、何となく文章の繋がりがわかりますよね。

もちろん後者の班の方が圧倒的に記憶として定着している訳です。

僕たちの記憶のメカニズムは「関連性」がある方が定着します。

これがゲシュタルトで「全体は個体をなし、個体は全体をなす」という意味(深く言えば、ちょっと違うかもしれません)です。

オチもなにもないですが、これは人間心理学などの真面目な実験で行われているものです。

何かアクションを起こすのは偶然ではない

心理学は、人間がどのような行動を起こすのか?などを研究している学問であり、僕もいろいろ興味を持って調べていますが、本当に奥が深く、まだまだ浅い知識です。

でも、人が「何かを申し込む」「何かを購入する」アクションは、このような実験を綿密に繰り返した結果として「偶然ではない」と思っておく感覚は大事です。心理学では当たり前のことを用いながら、様々なマーケティングをすると「理にかなう」のがわかってきます。

例えば、焼肉屋さんでガムを配ったり、街でティッシュ配りなどをやっているのも「返報性の法則」の習慣を利用しているもので、知っているのと知らないでは当然ですが結果は変わってくるのです

また、このような関連付けは、メタ認知とも呼ばれています。スティーブジョブズが「1000曲をポケットに」とプレゼンしたのは有名な話です。つまり僕たちは、記憶や印象を「関連付ける」のです。

そう考えると、あれこれ機能を説明したりとか、ズレた一方通行のサービスの説明とかしている場合、売れなくて当然、サービスも申し込まれなくて当然だということになります。

言うがやすしで、全てのことを出来ているわけではありませんが、意識して「そこに向かっていく」気持ちは大事だと思います。

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