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マーフィーの法則をご存知ですか?僕が高校生の時に流行って、本も沢山読みました。
もともと、マーフィーは軍事家なのですが、人間の認知の法則について、色々と面白い話をまとめてくれているもの。
「わかるわかる」「あるある」みたいな感じです。
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バターを塗ったパンは、必ずバター面を下にして落ちる。
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雨が降るのは、傘を持ってない日に限って。
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洗ったばかりの車に限って、翌日雨が降る。
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急いでいる日に限って、靴ひもが切れる or 忘れ物をする。
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洗濯物を干したとたん、雨が降る。
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渋滞しているのは自分の車線だけ。移った途端、前の車線が動き出す。
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急いでいるときに限って、信号が全部赤。
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電車が遅れるのは、絶対に遅刻できない日。
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乗ろうとしたバスが、目の前で行ってしまう。
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トイレに行っている間に、バスや電車が来る。
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プレゼン中に限って、ネットが落ちる or プロジェクターが動かない。
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印刷した瞬間に気づく、タイポ(誤字)。
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上司がいない時は暇なのに、戻ってきた瞬間にトラブル発生。
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締切のある日に限って、PCがフリーズ or アップデート開始。
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「これは提出しないでいい」と思った資料に限って、見られる。
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好きな人の前に限って、変なところを見られる。
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ノーメイクの日に限って、昔の知人と遭遇する。
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忘れたい人に限って、SNSで偶然再会する。
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タイミング悪く送ったLINEが、誤爆 or 誤送信になる。
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長く迷って買った商品が、次の日セールになる。
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財布を忘れた日に限って、偶然いい店を見つける。
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賞味期限が今日までのものに限って、大量に買ってしまっている。
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使いたいクーポンが、使えない日だった。
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保存してない作業に限って、アプリが強制終了。
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プレゼンやZoom会議で、マイクがミュートのまま話し続けていた。
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「今すぐ再起動しない」を選んだのに、勝手に再起動が始まる。
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大事な時に限って、Wi-Fiが不安定になる。
このマーフィーの法則の種明かしは「人間は自分の都合の良いことしか記憶に残っていない」ということです。
「バターを塗ったパンは、必ずバター面を下にして落ちる。 」は、バターの面が上の時は覚えていない。
「雨が降るのは、傘を持ってない日に限って。」は、傘を持っている時は、雨が降ったことを覚えていない。
「失敗や不運が“最悪のタイミング”で起こる」という感覚。これは脳がネガティブな出来事に注意を集中させやすい(ネガティビティ・バイアス)ため、記憶に残りやすく「あるある化」するのです。
これは、脳の「RASの原理」と呼ばれるものです。フォルクスワーゲンジェッタの法則とも言われたりします。
■ RAS(Reticular Activating System)とは?「RASの原理」
脳幹にある「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」のことで、五感から入る膨大な情報の中から、“自分にとって重要”な情報だけを選び取るフィルター機能を果たします。
RASの法則=脳が「今、自分にとって重要なもの」にだけ“スポットライト”を当てる現象なんです。
これは「世界が変わった」のではなく、自分のフォーカスが変わったということ。 だから、「何に意識を向けるか」が現実の質を変える鍵になります。
【特徴】
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意識的・無意識的に「関心があるもの」に焦点を当てる
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ノイズを無視し、「注目すべきこと」だけを認識させる
「ジェッタの法則」とは?
「最近フォルクスワーゲン・ジェッタを買った人が、街中でやたらとジェッタを見かけるようになる」現象。これは脳がその車を「重要」と認識し、RASがそれに関連する視覚情報を優先的に意識に上げてくるから。
【日常生活編】
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最近○○(例:特定の車・服・ロゴ)が気になり始めたら、街中でやたらと見かけるようになる。
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妊娠すると、急に妊婦さんばかり目に入るようになる。
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ペットを飼い始めたら、同じ犬種ばかり見かけるようになる。
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自分が風邪気味だと、まわりもみんな風邪を引いてるように感じる。
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時計を見ようとすると、なぜか「ゾロ目(11:11とか)」ばかり見てしまう。
【仕事・学習編】
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興味を持ち始めた分野(例:UX、哲学、資産運用)に関する話題が、SNSや日常会話でやたらと登場する。
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資格試験の勉強を始めると、日常の中に試験で出るような単語や事例がやたら見つかる。
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新しいビジネスアイデアを考え始めたら、似たようなサービスが目につくようになる。
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「転職しようかな」と思ったとたん、求人広告がやたらと目に入る。
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上司に注意された口癖や行動が、他の人にも目につくようになって気になる。
【恋愛・人間関係編】
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気になる人ができたら、どこにいてもその人に似た服装や髪型の人が目に入る。
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恋人のちょっとした欠点に気づいたら、その後そこばかり気になってしまう。
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「私のことを嫌ってるかも」と思い始めると、何気ない態度や言葉が全部ネガティブに見える。
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失恋直後に限って、カップルばかりが目に入る。
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名前を一度覚えた人のことを、不思議とどこでも見かける気がする。
【感情・精神状態編】
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ネガティブな気分でいると、周囲の否定的な言動ばかりが耳に入る。
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自分に自信がないときほど、他人の成功がやたらと目に入る。
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不安な時は、ネットの情報も「悪い未来」ばかりに目が行く。
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イライラしているときに限って、まわりの人の行動が全部うるさく感じる。
【ポジティブRAS編(逆マーフィー)】
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「今日はいいことが起きそう」と思っていると、本当にちょっとしたラッキーを見つけやすくなる。
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感謝に意識を向けていると、普段気づかない「ありがたさ」が目に入る。
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「自分はツイてる」と思ってる人ほど、偶然の幸運に強く気づく。
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成長意欲があると、学びのチャンスをすぐに見つけられる。
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「チャンスはどこにでもある」と思っていると、人の会話やSNSにもヒントが転がってるように見える。
心理学では「ペットボトルに半分の水」という例え話がよくあります。
「ペットボトルに半分の水」と言う事実は変わらないけど「あと半分しか残っていない」「あと半分も残っている」と言う「主観」は、それぞれ変えることが出来る。
つまり、僕たちの脳ミソって、自分が意識することしか意識できないんです。
「見えているものが見える」のではなく「みたいものしか見えない」というところ。
これを理解しているかどうか?というのは、人生のQOL(クオリティofライフ:人生の質)の為にはめちゃくちゃ重要です。
厄年とマーフィーの法則の関係性
脳がネガティブな出来事に注意を集中させやすい(ネガティビティ・バイアス)という部分で言えば、厄年なんかも全く同じですよね。
僕も、例外に漏れず、親のアドバイスで厄年のお祓いはしましたが、こういうのもマーフィーの法則とか、「RASの原理」なんですよね。
「厄年で病気やケガをした事(人)」のことは話題になるし覚えているけど、厄年でも、何事もなく過ごした人たちのことは話題にもならない。
厄年に関する統計データの有無
現時点で、厄年に特有の病気やケガの発生率を示す公的な統計データは見当たりません。また、厄年とされる年齢(男性:25歳、42歳、61歳、女性:19歳、33歳、37歳)における健康リスクが特に高いという医学的根拠も確認されていません。
認知バイアスと厄年の関連性
厄年に病気やケガが起こったと感じる背景には、以下のような認知バイアスが関与している可能性があります:
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選択的注意:厄年に意識が向いているため、些細な不調や事故も「厄年だから」と関連付けて記憶に残りやすくなる。
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確証バイアス:厄年に悪いことが起こるという信念を持っていると、それを裏付ける情報ばかりを集め、他の情報を無視する傾向がある。
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因果帰属の誤り:偶然の出来事を厄年のせいと考え、実際の原因を見誤ることがある。
これらのバイアスにより、厄年に特別な意味を見出しやすくなっていると考えられます。
■ 厄年の文化的背景
厄年は日本の伝統的な信仰に基づくものであり、人生の節目としての意味合いが強いとされています。
特に42歳(男性)や33歳(女性)は「大厄」と呼ばれ、注意が促されますが、これは医学的なリスクとは直接関係していません。
■ まとめ
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厄年に病気やケガをする人の割合や、何事もなく過ごす人の割合についての具体的な統計データは存在しません。
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厄年に起こる出来事を特別視する背景には、認知バイアスが影響している可能性があります。
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厄年は文化的・伝統的な概念であり、医学的なリスクとは直接的な関連性は確認されていません。
厄払い(やくばらい)とは?
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文化的背景:主に日本の神道や仏教で行われる「災厄・不運を払う」ための儀式
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心理的機能:不安を和らげ、「これで大丈夫」という安心感を得る
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認知的観点:
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儀式的行動が予測可能性とコントロール感を回復させる
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プラセボ効果的な安心感
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「自分は災いから守られた」と認識しやすくなる(選択的注意)
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こんな感じですよね。
下記の記事なんかも読んでいただけると、認知について色々とわかるかもしれないです。