As the smile ran away from his face
“well im sure that i could be a movie star,if i could get out of this place”真顔で彼はいう、「ここから抜け出せる事ができれば、映画スターにだってなってみせるさ」
場末のバーのピアノマンの視線から、人生の悲喜こもごもを歌うこの歌。
「オレが若い時に流行ってた歌を歌ってくれ」とからんでくる老人から一番が始まり、バーに来る常連の事を歌っていく「ピアノマン」
英語を勉強していて、このひとの歌詞の訳が好きなので、聴きながら好きな歌の訳も見てるけど、普通の会話で仮定法をガンガン当たり前に出せる様になるのって大変そう^^;
ちなみに仮定法とは、
- If i were you,~~(普通はi の過去はwasだけど仮定法だとこうなる)
- If you were in his shores,~~
みたいに過去形にして、「(絶対できないけど)もし私がアナタだったら」「(絶対できないけど)もしアナタが彼の立場だったら~」みたいに、語る人の主観で決まる「絶対に無理なこと」を相手に伝える文法。高校文法です。
“To be honest,i’m crazy about ken.because he’s brave,self-confident and never afraid of taking risks.”
“if i were you,i would ask him out.”
「ぶっちゃけ、ケンに夢中なの。勇敢で自信があって、危険をかえりみず挑戦するし。」「私だったらデートに誘うわ」
by DUO3.0
会話の中で、ポンと過去形、というか、仮定法が出るのってかなり難しいですよね^^;
このフェーズはかなり先として、相手が「仮定法」を使った時にしっかりとキャッチ出来ないと、現実と仮定の話がごっちゃになるので不安です(笑)
まあ、「今はi wereとかネイティブは言わない」とか言いますが、ここはセオリーとして説明してるだけなのでご了承ください。
この歌詞で伝えたい事は、仮定法じゃないと無理だとおもう。というより、仮定法だからこそ深みが出る気がする。
「こんなバーに週末に来て、酔いちくれて語ってるようじゃ映画スターなんてなれるはずないよ、成功する人はもっと違う事、努力してるよ」っていう感じっていうか。ピアノマンの本心をビリー・ジョエルは伝えたいのかなと。
場末のバーに週末飲みに来て、現実を忘れて酔っぱらい、絶対に無理な事を言っている。なれるはずなんてない。酔っぱらいの戯言。ここが伝わる仮定法って凄いな。
過去形になっただけ、この構文を使うだけで、ここまで想像の幅が広がるんだもん。
ビリー・ジョエルはコレを伝えたいので仮定法を使ってると思う。
仮定法にしないと、このシチュエーションを伝える事は絶対に無理。仮定法だからこの歌のコンセプトに合うんだよな~
文は中学英語レベルだけど、これをサラッと言える様になりたいな。
実際はビリー・ジョエルが「十中八九無理な酔っぱらいの戯言」をイメージする為に、彼のセリフとして使っているんだけど。
彼的(カウンターのジョン)的には「i will do be~」って、あえて強調のdoを入れた未来形にしたいトコなんだろうけど(笑)