トムプラッツの動画は最後に紹介しています^^
今日は、スクワットの神様と言われてるトムプラッツの話。
数年前から紹介したかったけど、やっと記事にできた。
スクワットは人生の縮図。
多くの人はスクワットをヤリたがらないけど、見た目のスタイルをよく見せる、細く見せる、足を長く見せるのはスクワットは必須。
スクワットはトレーニングの中ではツラくてキツく、足なんて部位は人から外見的にも、服を着てて分からない部位なので、肩や大胸筋と比べてヤリ甲斐がないのも事実。
でも、納屋トレで1人でスクワットをやってると「人生の荒波に立ち向かってる」感じがして、個人的には好き(笑)
勘違いしてる人が多いけど、筋肉をつける事って美容室で髪を切ってもらうのと同じ感覚。
上の画像を見ると分かるけど、筋肉が付いて減量をして脂肪を減らせば、足は細くなり、メリハリが付くので目の錯覚で足が長く見えたり、細く見えたりする。
僕はスクワットを10年くらいはトレーニングに取り入れているけど、デニムとかも20代に購入したサイズは普通に入るし、なんならちょっと細くなった体感すらある。
僕の足は、俗にボディビルダー達がフィジーカー(フィジーカーはトランクスを履く為、足を鍛えないので細い)達への揶揄として使われる「チキンレッグ(鳥の様に細い足)」すら行ってない位だけど(普通は、ボディビルダーやフィジーカー達のレベルで足を太くする位まで筋肉はつけないので、一般的にはボディビルやフィジークの方が「奇形」の部類になる)、それでも人から「何かスポーツしてるんですか?」って言われる部位が大腿四頭筋(足の前)を見てから。
そのくらい、足って人が目につく部位だと思ってる。
足がバーンって張ってる感じってのは、思っている以上に若々しく見えるモノ。
この写真、2017年だけど、この位隠れてる衣装を着て、同級生の前でドリフの出し物をしたんだけど、その時、20年ぶり位に会う同級生、ボクサーになった高校の時からカラダを鍛えてた友達に「クッチン、なんかスポーツしてると?なんか、大腿四頭筋がでたん筋肉質やったきさ」って言われた。
まあ、太ももを「大腿四頭筋」って言ってる時点でトレーニー決定なんだけど(笑)
そのくらい、足って若さとか、運動能力を図られる指標だったりする。
「筋肉つくからヤダ~~」って女子は言いがちだけど、エラが張ってる人が髪を切る時にそこを目立たせない様にするのと同じで、スクワット(筋トレ)で「狙った部位」に筋肉をつけると、人間は目の錯覚で細く見えたりするので不思議。
赤の部分に筋肉を付ける。そしてダイエットや減量で関節部分やお腹まわりの脂肪が減る(青の部分)
この凸凹で、目の錯覚がおきて、女性ならカービーな曲線の下半身が出来る。
細く見える。
陸上やアスリート女子って、食事制限をしてカリカリにしてないから、筋肉の上にうっすらと脂肪が乗ってる状態。
ユニフォームを脱ぐと、私服がセクシーに見えるのは筋肉があればこそ。
こんな感じでカービーになる理由ってのは、筋肉以外は無い。若く見える方法って、筋肉以外に無い。
ただ、今回紹介するトムプラッツとかのやってるスクワット、ボディビルやフィジーカーがやってるスクワット、あと、知識のない女性トレーナーや男性トレーナーとかが推奨してるスクワット(カカト重心で、膝は足の指より前に出さない、みたいな教え方)の場合、ドッシリした所に筋肉がつくスクワットになるので、見た目がガッシリ不細工になるので注意(笑)
こんなに股広げて、つま先より膝が出ない様にみたいのしてたら、下の様な緑にばかり筋肉がつくイメージww
狩猟民族系のスタイルよく見える、縦に伸びる錯覚が起きる筋肉の付き方も出来るし、農耕民族系のドッシリ系、座ってる時が作業、立ってる時が休憩の部分(上の図の緑の枠)にも筋肉がつく。
赤の部分に筋肉がつく、緑の部分に筋肉がつく、これは見た目、パッと見(例えばスカートやショーツを履いた時に与える印象)の印象が断然違う。
縦に伸びる様な筋肉の付き方をしたいなら、スクワットはつま先重心のハイバーが基本。
こんな感じで、スクワットって奥が凄く深く、カラダの理屈、理論で教えてる人って少ないので「スタイルを良くしたい」って感じでスクワットを探してもその通りのスクワットの方法に出会えない。
カラダの理屈を考えてないと、股を広げさせれ、四股踏みみたいな変なダイエットの延長みたいなスクワットとか、その反対のベクトルの、ガチなトレーニーのスクワットをさせられる。
これがスクワット、ウェイトトレーニングの恐ろしい所でもあるし、楽しい所でもある。
筋トレ無しで食事制限だけで痩せる、ってのは、老人と同じ事をしているだけなので注意。「腹筋を割りたい」「お尻をプリンとしたい」みたいなのは「顕在意識」で思うだけ。
脳みそは「生きるため」優先なので、食事制限だけで筋トレ(有酸素はNG)をすると、「筋肉は重くてカロリー使うから、カロリー下げる為に、省エネモードにする必要があるから筋肉落として脂肪を蓄えよう!」ってモードになる。
あと、有酸素だけってのもNG。ウサイン・ボルトとフルマラソン選手を観ると理由が分かるけど、これも脳ミソの働き。長く走る持久力メインだったら、筋肉は重い、脂肪がエネルギー源としては最適!って回路になる。
筋肉を使わなかったら「脳ミソは生命維持の為に、筋肉を落として脂肪を蓄える」ってのだけでも覚えてたらダイエットの本質が分かるかも。
競技者目線で語るスクワット、イマイチよく分かってないインフルエンサーが語るスクワット、この2極なのでスクワットって難しい。
分かりやすく考えみたら分かるけど、自分の頭の上の届く所に何かがある時、それをジャンプして取る時にどんな動きをするか?をシミュレーションしてみる。
「つま先」に力をいれ、つま先よりも膝が前に出てる状態だと思う。これが人間の無意識レベルでの「最も力が出るポイント」。
高い所から着地する時もイメージすると分かると思うけど、つま先から、つま先よりも膝が前側でクッションの役目で着地するはず。
カカトから降りると膝や骨が折れる可能性すらある。
これが狩猟民族、運動能力目線で考える、スクワットで鍛えるべき足の筋肉ってことになる。
緑の部分じゃなく、赤の部分の筋肉。
スクワットやトレーニングで「つま先重心」の大事さを語ってるのって、北島先生くらい。
北島先生は、元美容師なので「見た目」にフォーカスしてる筋肉の付け方を教えてくれている。
トムプラッツについて
スクワットの神様として、一部のトレーニーの中では神格化すらされている伝説の人。80年代の伝説のボディビルダー。 足の発達(大腿四頭筋)が段違いってのが分かる。 今回の話は、トムプラッツの様なスクワットをやろうぜ、ってワケじゃなく、トムプラッツの哲学、精神的な所を伝えたい目的。 スクワットの講義なんだけど、人生において全てに応用が効くような考え方。宗教的でもあり、東洋思想的でもある。 西洋人のトムプラッツが、東洋思想的アプローチでスクワットに取り組み、この足を作り上げたってのも凄く興味深い所。 「完璧にトレーニングのイメージを行い、ジムについた時にはトレーニングは終わっている」ってのはトムプラッツの名言だけど、これって日本の職人さんの「段取り8割(段取りさえ出来てれば、もう仕事は終わった、成功したのも同然)」ってのと似てる考え方。講義でトムプラッツが伝えたい事
とにかく「1番ツラい、1番キツいことをやれ、それが1番効果があるんだ」って所。 人生の岐路で迷った時は、ツラいと思うほうを選べ、みたいな格言があるけど、とにかく、1番キツいスクワットこそ、お前が探している答え(ボディビルだったら足を太くする事)があるんだ、他の脚のトレーニングを選ぶな、1番キツいスクワットを選べ、って事だと思う。 マシンではなく、フリーウェイトの部類のスクワットは、崩れたら怖い、という潜在的な恐怖がある、その恐怖が「仮想の敵」のリアリティを持ち、筋肉を発達させる。だから、マシンよりフリーウェイトが良いってのは、ある程度のトレーニーだったら周知の事実。 初心者ほどマシンを使いたがるけど、それは間違いで筋肉を意識出来ない時にマシンを使っても効果が半減する。 「マインドマッスルコネクション」って言葉がある通り、人間は脳で感じる生き物。 「スマホを見ながらダラダラ30分歩く」のと「パワーウォークみたいに、足を意識して30分歩く」では、脂肪燃焼効率が違うって研究もあるくらい、狙ってる部位にコンセントレートするのは大事。東洋思想を思わせる、トムプラッツのラックに入る前の儀式
普通にラックに入る事に苦言を呈するトムプラッツ。 そして、宗教の様なものだとも。東洋思想的な考え方
インディアンの「土地は先祖からの授かりものではなく、子供たちからの預かりもの。」の言葉じゃないけど、西洋人のトムプラッツがこんな考えを持っているってのが凄く興味深い。 トレーニングしてる人で、ラック(スクワットをする四角の柱の事)を借り物とか、自分のモノとか考えてる人は居ないと思う。 スクワットをする前の所作は宗教の儀式という考え。 まず、自分のモノという意識を持つ事が大事、って考え。 この精神論って、甲子園問題、野球部は坊主、みたいな部分に繋がるって思ってて。 坊主、そのもの自体が悪いとか悪くないとかの話じゃなくて、トムプラッツが言うような「気概」とか「性根」とか、目に見えない部分だと思う。 話は変わるけど、横川くんも言ってたけど「筋肉に届け」的な精神論って凄く大事じゃないかなと。 日本一の横川くんがいうと説得力半端ない。 清原和博がプロの時、グランドで唾を吐かない理由も、野球の神様にバチがあたるって考えだし、桑田真澄は「野球の神様」に徳を積む為に高校時代、毎日グランドの草むしりをしてた。 松中信彦も現役時代、凡打で終わり、クールにベンチに戻った時「お前!バッターのクセに悔しくないのか?もっと悔しがれ!バット折る、ヘルメット叩きつける位、1打席1打席真剣に悔しがれ!!そんな態度じゃ野球の神様は見てくれてないぞ!」と王監督に怒られたらしい。 トムプラッツも、このあたりは「技術論」ではなく「精神論」を教えてる。 この人は「守破離」の「守」を守り、今、独自の儀式をしているよう。トムプラッツが言ってる事が腑に落ち、精神論の大事さが分かってるからこそだと思う。 トムプラッツが「魂さ」っていうときに、スーッと自分のカラダの中心に手をやる、これって宗教的思想や東洋思想とかのマインドがないと出来ない事。トムプラッツにとっての「運」という考え方
宗教的、精神的な準備(魂の準備、すなわち儀式)を大事にするトムプラッツが考える運とは? 「人事を尽くして天命を待つ」じゃないけど、儀式をしっかりと行い、マインドセットをした状態で「スクワットで極限に追い込む」場合、あとは「運」も大事になってくると個人的には思う。 しばしの沈黙のあと、考えたトムプラッツは次の様に語る。 ここで「変わらない愛」があるってのも凄く好きな所。 感謝の気持ちとか、今、この瞬間が幸せって思えない人は駄目だし「ありがとう」って気持ちは凄いパワーを産む。 自分が想像してる未来と現実が違う過ぎてメゲそうになる時も多々あるけど、今、この仕事してる瞬間でも幸せで、さらに言えば、中国や北朝鮮に産まれたら自由に発言すら出来ないわけだから、日本人ってだけでありがたいってこと。 そして、経済的な悩みが仮に今あったとしても、こうしてパソコンの前で仕事が出来ている、ネットが観れてる事、それだけで感謝ってこと。 今ある幸せって、電気ガス水道の様なインフラと同じで、あって当たり前って考えになるのが僕たち人間。 でも、電気ガス水道、1日でも停まったら生活出来ない位、本当はあって当たり前じゃないモノ。だから感謝を忘れない気持ちが大事。 トムプラッツが「精神」「エネルギー」「情熱」に加えて「愛」を足すのは感動すら覚える。 「愛」なんて筋トレに関係ない事だもん(笑)足をデカくしたい人間が「愛」なんて考えてないのが普通。 でも、デカくなる秘訣として「愛」があるって事。 この動画は、トムプラッツのスクワットのセミナーなので「ボディビルディング」って言ってるけど、この動画で伝えてる事って、人生そのものだと思う。 ボディビルってのは「ボディ(体)」を、運動と食事を節制して「ビル(作る)」作業。 いわば「ライフビルディング」って置き換えてもいいくらい。 「1日3分で~」「たったワンクリックで~」「寝ながら~」みたいな広告が多いのも手短に手に入れたい人間の潜在的な欲求。 努力と継続は嫌いだけど、何かは欲しい、みたいなね。 つまり、「運」ってのは、一般的に考えられてる様な、棚ぼた的なモノじゃなく、何年も続けた努力と機会が巡り合うモノって事になる。 なるべくしてなる、起こるべくして起こるみたいな。 運がいいなと羨ましがられてる人は、全部必然的に起こってるって事なのかなと思う。 努力と機会が一致しても、結果が出るとは限らない。 でも、卵が先かニワトリか、じゃないけど、結果を先に求めるんじゃなくて、その先に「結果」があれば最高って感じで取り組むまないと駄目だって事だと思う。 この、一歩の会長の言葉とか、代ゼミのCMのセリフの人生は大学では決まらない。でも行きたい大学を目指す日々は人生を変える by代ゼミと同じで、ドチラ(結果か?、その結果を目指す為の日々の考え方か?)を自分が先に大事にするのか?って考え方は、全ての人生の部分で大事な事だと思う。 トレーニングと無縁な人でも、このトムプラッツのスクワットセミナーは凄く良いことを言っているので、ぜひともみて欲しい。