一人親方に必要だと痛感する、時流を読む力と自分の俯瞰力

こんにちは。本題を話す前に、めちゃくちゃ当たり前な話を…

僕は、年間でかなりの本を読むんですけど、本を読む習慣化は、メチャクチャ重要だと思っています。労働収入型を染み込んでいる僕たちが、未来のために仕事をする。

自分が働いて稼ぐのではなく、自分に働いて稼いでもらうという感覚。こちらの記事でも説明はしていますのでここでは省略します。

でも、言うがやすしでなかなか難しい。未来の自分にフルベットして、見返りがない(仕込んでいるときは殆どお金なんて発生せず、むしろお金がかかってしまうし、時間もかかってしまう)状態で数ヶ月我慢するのはめちゃくちゃ辛いです。

そういう時に役に立つというか、なんか当たり前だよな…と思うのが本を読む動作。

例えば400ページある本を読もうと思います。

内容にもよりますが、1日30分~1時間だと、だいたい30~100ページくらいが平均的かな(むしろ速いほう)と思います。

仮に、1日40ページ読むとしたら、10日間かかるという事です。

1日4ページであれば、100日間。100日間というと3ヶ月を超える。

「この本を読みたい!」みたいなwant to(~したい、なぜなら◯◯だから)の感情なんて、3ヶ月も続く人はいないと思います。

鉄は熱いうちに打てと言うけど、その本を読みたいと思った感情のまま一気に読んだ方が絶対に良い。

とは言え、読書習慣のない人は、1日30分でさえも時間を取ることはできないと思います。

でも、結局のところ「自分で読み進む」と言う行動だけが、その本を読むということになります。

そして、これが大事なんですけど「1日1ページしか仮に読めないとしても、400日(1年と1ヶ月)かければ読める」ってこと。

伝わるかなぁ…(笑)

何かの勉強を始めたとして、自分が思い通りにいかないことばかりと思うけど、結局、自分が決めたことを行動さえしていれば、何らかの結果に行き着く、と言う事が大事で、読書という習慣は、それを物理的、視覚的に表してくれる。

本を読み始めるとき、最初は左側の方がメチャクチャ分厚い。

読み始めた時は、左側の分量が多くてウンザリする。

でも、時間軸で、今度はどんどん右手の右手側が分厚くなってくる。

左側のページ数が少なくなってきたときの達成感。めちゃくちゃ嬉しい感じ。

そして、その本を読み終えたとき、また新しい本で同じ経験が始まる。

それを年間数十回繰り返す。

なんというか、このシンプルな「読まなきゃ読めない」という哲学的な感じがメチャクチャ好きで(笑

そういうのが、僕のアフィリエイトの作業の根幹になっているのかもしれないな、と俯瞰で見ると思ったりする。

今回の話に繋がるけど「将来的なことを考えて、今は時間とお金がかかってしまうかもしれないし、予想通りの結果ではなく、芳しくない辛い時期が続くかもしれないけど、少しずつやっていかなければならない」という根性がつくというか。

「自分に稼いでもらう」という感覚を持つのは難しい。

どうしても「自分が稼ぐ」方が簡単だし、結果としてすぐに分かることだから。

でも、自分に稼いでもらう、という感覚で、転ばぬ先の杖というか、数年後を見越して何かを仕込んでいったりするのは結果的に自分を助ける事になる。

「自分で稼いでいる」以外の人は、例えばスタッフとか、誰かに任せてシステムを作っているかもしれない。

でも「自分に稼いでもらう」じゃなければ、スタッフのおかげで今まで回っていた事がゼロになることだってあるかもしれない。

「自分に稼いでもらう」という考え方は、自分自身への自己投資であり、時間とお金を使って何かをする事であり、それは自分自身のことなので、他人ではないわけだから、裏切られることはない。

結果は分からないけど、少なくともやったことに対して、自分自身で確認しながらできることって、絶対に裏切らない。例えば、失敗したりとか、思った通りにいかないとか、そんなことを当たり前にあることで、それを「失敗」と定義する人は、そもそもなにも挑戦が出来ない。

このような気合いと性根というか、根幹の部分が出来ていないと刹那的に日々生きてしまうと思う。

殆どの人が勘違いしていること|今の時代、情報に価値はない

情報の格差で報酬が産まれるけど、今の時代は情報そのものに価値はないと個人的に思っています。

僕は、1990年代にアパレルにいたけど、お客さんはアパレルの人たちに、自分たちの知らない知識を求めて来ていました。

例えば音楽だったり、服の着方だったり、洋服を二次元から三次元にする事ができる、アパレルの兄ちゃん達の知識を求めて来ていた感じ。

例えばだけど、国家資格とかも含めてだけど、全てのビジネスは「情報の格差」で成り立っていると個人的には思う。

何かをしたい人、して欲しい人たちの解決方法って「時間を使う、お金を使う、頭を使う」の3通りしかない。

その、時間なり、お金なり、頭、を代弁してくれるのがビジネス。

弁護士とかの国家資格をここで挙げるとややこしくなるので省略するけど、僕も含め、ほとんどのビジネスはこれだと思う。

  • 格闘技を上手な人に習う
  • ヨガを教えてもらう
  • 勉強を教えてもらう
  • 英語を教えてもらう
  • メイクをしてもらう
  • 髪を切ってもらう
  • 何かを作ってもらう

これって、お金をいただく側が「時間か、お金か、頭か、もしくは複合か」で得た知識の格差でビジネスが成り立っている。

例えば、英語の先生は、自分の時間とお金を使って英語を習得し、ベラベラと話せるようになり、それを見て「私もあの人みたいになりたい」と思って、その英語の先生に自分の「時間とお金」を払う。

ただ、今は注意しないといけないのが、その情報の格差は殆ど存在しないという事。

例えばだけど「マナー講師」みたいな人は、いまだに全国にいると思うけど

  • 冠婚葬祭に合わせたネクタイの締め方
  • 相手に失礼にならないお葬式の時の態度
  • お通夜のときにやってはいけないこと
  • 会社の面接のときに覚えておくべき所作
  • フレンチレストランでやってはいけないこと
  • 高級なお寿司屋さんで通と思わせる所作

例えばこういうのって、別にググればなんぼでも情報が出てくる。

今まではGoogle、インターネットが存在しなかったからこそ、情報の格差が産まれ、例えばマナー講師とか、何かを教える人が報酬を得ることが出来ていた。

でも今はそれが成立していない。

例えば、格闘技とかで、いまだにDVDを売っている、みたいな団体って完全にアナログ。

自分の団体の選手たちを囲っておきたい気持ちは分かるけど、それは今は通用しない。

  • 地元や興味のある団体の試合会場に行く
  • その試合で自分が注目している選手を見つける

例えば、このような感じになったとき、インターネットがない場合は、その選手の試合のDVDを、その団体から買うしかなかった。

でも、今は、みんなの流れが全然違っている。

上記のような感情になった人たちの次の行動は何か?と考えた時

  • YouTubeでその選手を検索する
  • その選手をググる
  • その選手のSNSをチェックする

だと思う。

そうなったとき、DVDをコストをかけて販売するよりも、その団体のYouTube動画を作っておいた方が圧倒的に稼げる可能性があるということ。

「情報を秘密にする」という考えはもはや古く、むしろ、情報全て開示してあげる、というのが今のWebが浸透している中での常識。

僕が格闘技が好きだから、格闘技の例を挙げたけど、殆どの人がこのような事ばっかりしている。

情報を隠す、情報に価値があると思っている。そんな感じ。

例えば飲食店の場合、一昔前は「秘伝のタレ」「秘伝のレシピ」が価値があったけど、今は、自分達が思っているほど価値を感じている人はいない。

その温度差を気づいていないと絶対に厳しい。

例えば、以下で紹介するチャンネルの人は、実際に自分の居酒屋を経営している人。

その人が、惜しげもなく自分の料理の情報を開示している。

「流れの中で生きている、流されないで生きている」と言う唄があるけど、考え方がアナログの場合、僕たち1人親方はかなりのダメージを食らう可能性がある事を認識しておく必要があるかなと思います。

今勉強したり、今システムを入れたり、今上手くいっている事をあえてせずに別のことを試したり、みたいなのって、勇気もいるし、時間もお金もかかるし、見返りは全くないように思えるし、とにかくやる価値がないように思ってしまいますよね。

でも、結局そういう考え方をしていたら、何かしらの自分の可能性とか、自分の価値を見失ってしまうと思います。

自分の当たり前は他人の当たり前ではない

これもメチャクチャ大事なんですけど、自分の当たり前は他人の当たり前じゃないんですよね。

この「自分の当たり前」を「他人の当たり前」と思っている1人親方の人ってメチャクチャ多いと思います。僕も全てが出来ているわけではないし。

この考え方の弊害は

  • こんなこと誰も興味ないでしょ
  • こんなこと誰でもできるでしょ
  • こんなこと書いても誰も喜ばないでしょ

みたいに思ってしまうことです。

一例を挙げると、ロシアの職人の人のYouTubeチャンネル。

これは、古くて捨ててあった椅子を、レジンでカスタマイズするって動画。

 

例えばですけど、この椅子はかっこいいので、30,000円で売れたとします。

「売りっ放し」であれば、自分の手元には3万円の報酬があるわけです。

リサイクルでこの椅子を拾って来たとしても、さまざまな工程があるし、時間もかかっているし、材料なんかもそれなりに経費はかかっていると思います。

でも「作るまでの工程」を軌跡として残しているというので、30,000円以外のお金を稼げているのが現状。

この動画は、5年前に作られて、今まで443万回再生されています。

海外の事情はわかりませんが、YouTubeの「1再生あたりの広告単価は0.2~0.5円」ですから「0.2円で445万回・・・89万円(1年で約17~19万円)」稼いでいる動画という事になります。

3~5万円でこの商品を売っていたとしたら、このような事は起こりえません。

「仕入れゼロ円で、3日で出来たから、5万で売れたからラッキー!!」って、そういう発想だったら、この金額は産まれなかったという事です

そして、さらに凄い所は、このような動画がゴロゴロあるというところ。人気順に並べると、100万再生以上が沢山あります。

5~7年前に作った人気動画4本で「3,891万回再生」されていますので、1動画0.2円として計算すると、4個の動画で約3,900万円を稼いでいる事になります。

そして、GoogleのYouTube広告収入だけではなく、動画で使っている商品をアフィリエイトしています。

自分が当たり前にやっている事って、実は本当に当たり前じゃないことが多かったりします。

情報の価値は今はなくなっているのですが、このYouTubeのほんの一例のように、自分達が「普段当たり前すぎて、意識にすら上がっていないこと」をログとして残す、これだけでも価値はありそうです。

例えば、バーテンダーの人であれば、カクテルを出す、カクテルを作る、という工程だけであれば、いくらオリジナルの美味しいものであったとしても、1万円とかはいただけないと思います。

「自分でカクテルを作る」と言う発想ではなく「自分に稼いでもらう」という感覚があれば、普段自分が毎日やっている「当たり前のこと」も当たり前じゃなかったりする事は沢山あると思います。

このチャンネルは、この動画で100万再生しています。0.2円で計算すると約20万円。

最初は絶対的な確証もなく大変ではありますが、数年間に渡り、ずっと「自分に稼いでもらっている」状態になっていますよね?

特に、僕たち1人親方の場合、自分がやっている仕事というのは、プロ意識が高いと思うので、ある程度難しいことであっても、それを自分で難しいことと認知していないんですよね。

僕も、知人や友人のインターネットについての質問をされるんですけど、僕にとっては当たり前のことでも、みんな「何が分からないかさえ」言語化できないくらいの差があります。

そのくらい自分が日々当たり前にやっている事で、実は当たり前じゃなかったりするんですよね。

もちろん、税理士とかお医者さん、弁護士みたいな国家資格などは、免許のない人間が語っても法律違反になります。

でも、僕たちの様な1人親方の「自分しか知らない知識やテクニック」というのは、自分のフィルターで語ることができるんです。

商品を売りっ放しだといつまでたっても「自分で稼いでいる」「自分が動いて稼いでいる」と言う労働収入型になっちゃいます。

「自分に稼いでもらう」というのは大変ではありますが、1人親方であれば絶対に意識として持っていた方が良いかなと個人的には思います。

AIを受け入れてよかったと思うこと

僕のやっているアフィリエイトという仕事は、記事を書くというのがベースにある。

案件選びとか、キーワード選びとか、Googleが好む文章の書き方とか、色々な細かい所があるので、ここはそういうテクニカルなところは説明を控えるけど、要するに記事を書いていくことがめちゃくちゃ大事。

「この記事で検索上位に来て、クリックしてもらえれば稼げるだろう」と言う目測の元、記事を書き始める。

前にも話したと思うけど、僕が最初のアフィリエイト報酬を稼いだのは、3~5年ぐらいかかっているので、とにかく記事を書いて、ドメインの評価をGoogleにしてもらうまでがとにかく大変。

でも、稼げるかどうかは分からないけど、稼ぐためには記事を書かなければいけない、と言うパラドクス(逆説的)で、弱音を吐いている場合ではないという感じ。

そして、キーワードに対しての、ライバルの相対性なんかの関係もあるため、ライバルが5,000文字がベースのキーワードの場合、こちらは5,000文字以上で挑まなければいけない。

こちらも、分かりやすく例を挙げているだけで、別に文字数が全てではないんだけど…ここではそういうことにしておく。

まず案件をきめ、その案件を売る為のキーワードを調べ、ライバルの相対性を調べ、そして記事を書く。

とにかくメチャクチャ時間がかかる。

例えばだけど「質は良くないけど、悪くもない一般的な記事」を2記事書く場合、8~20時間ぐらいはかかっていたのが昔。

ところが、ChatGPTが出てきて、ChatGPT-4oが出てきて、今では信じられないくらいの圧倒的な時間短縮ができている。

僕は、2024年の12月から、新しい4つのドメインを取得し、それに記事をChatGPT-4oで書いている。

1日2記事を4つのドメインだから、1日8記事。

昔は、2記事書く場合、8~20時間。

この時間も、かなり慣れてきている上級者の場合なので、初級~中級者の場合はもっとかかる。

ChatGPT-4oで8記事を書くスピードは3時間。

しかも、僕が書いてた「質は良くないけど、悪くもない一般的な記事」よりも遥かに優れた記事。

決してベストではないけど、ベターよりも上な記事。

実際、僕の妻も全くアフィリエイトなど知らないけど、ChatGPT-4oで書く為のプロンプト通りに書いて、12月に初報酬を得ている。

ここで勘違いして欲しくないのは、ChatGPT-4oに適当にプロンプトを指示しても「ベストでもないけど、ベターよりも遥かに上のgoogleが好む記事」が書けるわけではないということ。

指示を出すプロンプトが重要であり、僕はそれに対して時間とお金を使って、経験値を積んで今があるということ。

ChatGPT-4oの前は、まだまだ人間のライティングには勝てない位のレベルだったけど、GPT-4になって、圧倒的にクオリティが上がってきたので、もう、ChatGPTに勝てないと思った。

だから、一生懸命に覚えたという感じ。

  • 人間が書いた記事には勝てない
  • 魂のこもった記事には絶対にAIは勝てない
  • 所詮はAIの記事。自分の経験が負けるはずがない
  • 人間が記事を書くのが一番

みたいなアナログの感じだったら、絶対に今はない。

下の記事は、過去に滅んだ職業の例え。

>>AIで職を失う危機が迫る中で「過去に本当に滅んだ職業」を確認してみた

というよりも、こんな仕事が存在していた、こんな仕事が必要とされていた、と言う事が驚き。

そんな感じで、自分自身が時間とお金をかけてやってきた「何か」が、みんなの役に立てることはないか?みたいなところを考えていくと良いかなと思います。

自分の脳内で色々と考えても、所詮は自分自身の「経験や思考」の枠を抜け出すことはできません。

ですので、僕のGPTsを使って、知識の壁打ちをしてみてください。

GPTsの使い方については、以下のページで詳しく書いています。

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