【経験あり】新しいことを始める時に全員が体験する6つのフェーズ

アフィリエイトというシステムを使って、ブログで広告を載せると稼げるらしい…なんでも、月間で100万円以上稼いでいる人たちはウジャウジャいる。

そのような眉唾物の話を聴いたのは2007年、もしくは2006年。

当時は、数ヶ月後の数十万、1年後の100万円よりも、今月の1万円、今月の2万円が大事な家庭の懐事情。

人生を変えたいと思ってはいたものの、本当かどうかも分からない話にフルベットすることも出来ず、なおかつ妻にも「パソコンを買って」とも言えず。

インターネットからお金が稼げるとか、当時は性根の中では信じれなかったというのが本当のところです。

こちらで、僕が作ったGPTsなどをプレゼントさせていただいていますが、多くの方はChatGPTを無料でさえ使ったことがない方ばかりかもしれません。

何か新しいことを始めるときは、やっぱり苦痛が伴うもの。

その時に僕たちが知っておくべき「達成の6つのフェーズ」という概念。こちらの動画は最後で紹介します。

アレックス・ホルモジが提唱する6つのフェーズ

アレックス・ホルモジは、アメリカの起業家、投資家、作家として知られています。

彼は23歳でフィットネスジムを開業し、3年間で6店舗に拡大、その後、ジムのライセンスビジネスを通じて世界5,000以上のジムに展開。

2023年時点で、彼のビジネスは年間300億円以上を生み出し、YouTubeチャンネルの登録者数は200万人を超えるなど、アメリカのビジネス界でトップクラスの影響力を持つ成功者です。

その彼が提唱する6つのフェーズは以下の通り。例えば何かを学習する、何かを習得する、何かを学ぶ、全てにおいて以下のフェーズ(局面)が存在するということ。

  1. 根拠のない希望: 新しい挑戦を始める際、具体的な情報や経験がないまま、楽観的な期待や希望を抱くフェーズ(局面)
  2. 情報による絶望: 実際に行動を始め、必要な情報やスキルの多さ、目標達成の難しさに直面し、絶望感を抱くフェーズ(局面)
  3. どん底経験: 努力しても成果が出ず、挫折感や無力感を味わうフェーズ(局面)
  4. 失敗: 多くの人がここで挫折し、目標を諦めてしまうフェーズ(局面)
    根拠のある希望: 絶望を乗り越え、継続した結果、具体的な成果や進歩が見え始め、自信が芽生えるフェーズ(局面)
  5. 達成:目標を達成し、成功を実感するフェーズ(局面)

ChatGPTを使ってみたいとか、何かSNSでWebマーケティングをしたいとか、何か副業をしたいとか、そんな感じで新しく挑戦をする方もいると思うので、僕の経験なども踏まえて、それぞれのフェーズ(局面)について説明できればなと思います。

根拠のない希望: 新しい挑戦を始める際、具体的な情報や経験がないまま、楽観的な期待や希望を抱くフェーズ(局面)

僕自身の経験で言えば、インターネットで記事を書いて、広告を貼ることで何かお金が入ってくるかもしれない、と言うアフィリエイトを知ったのは2008年とか。

携帯電話も今のような優れたものではないし、当然ですがパソコンも使っていなかった状態で、ブログやホームページを作る際は、パソコンが必要であると知り、パソコンさえあれば数ヶ月頑張れば何とか副業で10万円位稼げたらいいな、、くらいの感じ。

とにかく、新しく取り組むことに対して何の情報もないので、めちゃくちゃ楽観的とか、希望的観測が多いフェーズ(局面)となります。

僕も、英語学習をずっとやっていますが、自分の中のゴールはまだまだ全然で、英会話できる、と人に言えるレベルにはまだまだ。それでも、英会話をしたいから英語学習を始めたのですが、当時はしばらくやっていれば、日常会話くらいは話せるようになるだろう、みたいな感覚でした。

情報による絶望: 実際に行動を始め、必要な情報やスキルの多さ、目標達成の難しさに直面し、絶望感を抱くフェーズ(局面)

さて、色々な情報収集をして、いざ始める段階になって、ググったり本を読んだりしている中で、一筋縄では無理なことを知る。

コレがこの第2フェーズかなと思います。

無料ブログをカスタマイズするだけでも大変。記事を書いていけば大丈夫だろう、みたいな感じで始めたものの、その記事を書くための下準備が全くできない。

ググってみても、今のような知識もないため、結果として出てくる情報が、正しいのか?間違っているのか?さえも分からない。

英語学習も、大学受験や、高校の勉強でかなり成績はよかったため、ある程度頑張れば何とかなる、と思って始めてみたものの、音声で何を言っているのか本当に全くわからない。

ブログを書くだけではなく、パソコンの設定や、広告の選び方、キーワードの選び方、そういったもろもろのこと、とにかく全てが分からない。圧倒的な知識不足の為に起こる、偏頭痛が来るような感じがこの時ですね。

格闘技や武道も同じことが言えて、子供と一緒に始めた少林寺拳法。39歳の時に始めたのですが、それまでサーフィンとか横乗り系しかしたことなかったので、格闘技の圧倒的な自分の弱さ。

「オスとしての情けなさ」を知るというか(笑)

変にプライドが高かったりしたら、このフェーズ(局面)の時に投げ出したり止めたりする人が大半かなと思います。

どん底経験: 努力しても成果が出ず、挫折感や無力感を味わうフェーズ(局面)

何かをしたい人、10000人。
それを始める人、100人。
それを続ける人、1人。

中谷彰宏

この前のフェーズで辞める人がほとんどかもしれませんから、この段階まで来ている人はかなりイイ感じかもしれないです。

でも、そうは問屋が卸さないのが現実の厳しい世界ですよね(笑

こんなに頑張っているんだから、これだけやってるんだから、みたいな自分の努力なんて全く関係ない様な現実。

これは、成長曲線と呼ばれるものですが、殆どの場合が、希望的な成長曲線で期待をして何かを始めるのですが、現実的な成長曲線は、2次関数曲線的に伸びていく為、現実と理想のギャップの中で殆どの人が挫折をするわけです。

自分は頑張っているつもり、言われたことをしているつもり、成功する方法を実践しているつもり、自分自身のつもりは、まだまだ成果が出るのははるか先…みたいな状況。

結構しんどい時期です。

このどん底を経験した際の、自分自身の性根とか、目標までの意地とか「今は耐えるべき!」と思えるかどうか?みたいなところで、次のフェーズ(局面)が決まってしまいます。

失敗: 多くの人がここで挫折し、目標を諦めてしまうフェーズ(局面)

先程紹介したキャプチャの通り、4番になってから諦めるのか?それとも、絶対に達成するんだ!と思うのかの究極の二択を迫られます。

「自分をかえろうと思っている何か、というのは、すべからく全て大変なものだ」と思っているかどうか?によっても、この2択の選び方は変わってくると思います。

「こんなに頑張っているのに全く成果が出ないじゃないか…」と思ってしまうのか?それとも「コレを乗り切ったら、何かが変わるかもしれない、こんなことでくじけちゃいけない、これは人生を変えるためにこの方法を選んだんだ!」と思うかどうかの部分です。

例えば、僕もアフィリエイトは副業で始めたのですが、誰からも「辞めること」「続けること」についての、助言や苦言、注意、そういったものは一切ありません。

続けるかどうか?やっぱりダメだと諦めて、労働収入の世界に戻るのか?コレを決めるのは、全て僕自身、全て僕自身の自責。

取り敢えず、思ったよりも時間がかかりそうだけど、何とか踏ん張ってみようかな、と思って、この絶望的な失敗を乗り越えるかどうか?というのは非常に重要な、究極の選択になりますよね。

人からどう思われるか?よりも、自分がどうなりたいか?という覚悟があるかどうか?というのが、この2択の選択でどちらを選ぶか?の別れ道かなと思います。

根拠のある希望: 絶望を乗り越え、継続した結果、具体的な成果や進歩が見え始め、自信が芽生えるフェーズ(局面)

僕も結局、2008年とか、2009年から副業でアフィリエイトを始めて、2013年くらいまでは殆ど収入を得ることはありませんでした。

妻からは「電気代が勿体ないから、パソコンはあまり使わないで」「電気代が高くなるから、クーラーはつけっ放しでしないで」「電気代が高くなる、灯油も高いから、夜にストーブとか暖房はつけないで」と言われ続けてやっていた作業。

  • 平日は20時から24時くらいまで、朝は1時間早く起きて作業をする
  • 仕事中のお昼ご飯は5分で食べ、残りの50分くらいを仮眠する
  • 土曜日と日曜日は作業にフルベット。1日10~14時間、体力の続く限り

こんな感じで暗中模索の中やっていたんですけど、約4、5年くらいほとんど売り上げはなかったですからね(笑)よく今までやって来れたもんです。

でも、同じ0円でも「何かが違うかも…」みたいなものは肌感覚でわかってくるようになってくるんです。

例えば、フェーズ(局面)1のときの情報が乏しいときは、それこそ「主婦でも携帯1台で」「70歳のおじいちゃんでも親指を動かすだけで」的な、短期的な情報ばかり詐欺の情報ばかりを探していたし(笑)

でも、数年間やっていると、失敗の中から経験がどんどんと積み重なってくるので「これは、パソコンからお金を稼ぐというのは思ったよりも遥かに大変かもしれない…」みたいな事がわかるようになってくる。

だから、同じ作業内容でも、全く取り組む量が変わってくるようになるんです。

複利で伸びる1つの習慣」という本に書かれている「意向と行動」の話です。

「主婦でも携帯1台で」「70歳のおじいちゃんでも親指を動かすだけで」的な夢物語を追い続けている時って、行動ではなく「意向」なんですよね。

それが、意向から行動になったその時、同じ0円でも、バックグラウンドで何かが変わってくるんです。

「記事を書く」と言う行動そのものだけしか、ネットで稼ぐ方法はなく、余計な事を考えずに「下手なりに記事を書く」と言う覚悟ができるタイミング。

授業の初日、フロリダ大学のジュリー・ユルズマン教授は、フィルム写真のクラスの学生をふたつのグループに分けた。

教室の左側の学生は全員「量」のグループだと彼は説明した。

このグループの学生は、作った作品の量だけで採点される。

授業の最終日に、各学生が提出した写真の枚数を総計する。100枚なら評価はA、90枚ならB、80枚ならC、という具合だ。

一方、教授は右側の学生はみな「質」のグループになる。彼らは作品の出来栄えだけで採点される。

学期中に制作する作品は1枚だけでもいいか、Aをとるには、ほぼ完璧な写真でなければならない。

学期が終わると、教授が驚いたことに、素晴らしい写真は全て「量」グループの作品だった。

学期中、このグループの学生たちは、写真を撮ったり、合成や光の工夫をしてみたり、暗室でさまざまな手法を試したり、失敗から学んだりと、とても忙しかった。

何百枚もの写真を作成する中で技術を磨いていった。

その間「質」グループはただ座って、完璧さについて考えていた。

そして結局、努力を示せるものはほとんどなく、信頼性のない理論と平凡な写真が出来ただけだった。

変わるために最適な計画を立てようとすると、行き詰まることが多い。

例えば、最も早く減量する方法、筋肉をつける最高のプログラム、完璧な副業のアイデアなどだ。

最善の方法を見つけることに力を注ぐあまり、行動を起こす暇さえなくなってしまう。

ヴォルテールもかつて「最善は善の敵である」と書いている。

私はコレを、意向がある事と、行動を起こすことの違いと呼んでいる。

この2つは同じ様に聞こえるが実は同じではない。

意向があれば、計算したり作戦を練ったり、学んだりする。

それはいいことだが、結果は産み出さない。

一方、行動とは、結果をもたらす行為である。

書きたい記事のアイデアを20個挙げても、それは意向である。実際に机に向かって、1つの記事を書くなら、それは行動だ。

もっといいダイエット法を探し、その手の本を読むのは意向。実際に健康的な食事をするのが行動である。

意向が役立つこともあるが、それだけで結果をもたらすことはない。個人トレーナーに何度相談しても、意向は体を鍛えてはくれない。

運動という行動だけが、手に入れたい成果をもたらしてくれるのである。

そうなってくると、情報収集をしていた時の0円と、記事を書いている0円とでは、なんというか感覚が全く違ってくるというか。

毎日〇〇記事を書く!土曜日と日曜日は何を書くか?ちゃんと記事を書く為の準備をしておく。

そして、平日はとにかく何も考えず記事を書くことだけに集中する。みたいな「ルーティン」が出来上がってくる。

記事の質とか、アクセスとか、ライバルの強さとか、そういった相対的な外部要因を考えるのではなく、まず記事を書く、というシンプルな内部要因にフォーカスできるというか。

1日頑張って1記事書けば、1ヶ月後は30記事が積み上がる。半年後には180記事。

そんな感じでフロー状態になると、報酬がないとか外部の心配をしなくなるようになってくる。

数万円のアフィリエイト報酬を稼げるようになるまで、僕は5年とかかかったと思うんですけど、妻は2ヶ月も経たずに達成できた。

今はそんな時代なんですよね。

でも、何かを得る為の唯一の答えは「何かを得るまで辛抱強く続ける」しかなかったりするわけです。

何をやっても無駄と思える時、私は石工が岩をハンマーで叩き割る作業を見に行く事にしている。  

恐らく、100回ハンマーで叩いても、岩には目立つヒビ1つすら見られないだろう。  

しかし、101回目を叩いた時、岩は真っ二つに割れる。  

そして私は、その岩を割ったのは最後の1打ではない事を知っている。

割れたのは、それまでの全ての殴打(過程)なのである。  

by ジェイコブリース(アメリカの写真家)

100回、なにも変わってない状態なのに、それを続けるからこそ、101回目に結果が出る。

何か、そういう覚悟的なものが出来てくるフェーズ(局面)でもあるかなと思います。

達成:目標を達成し、成功を実感するフェーズ(局面)

成功の定義って難しいですし、幸せや成功の価値観て、それぞれ違うと思います。

僕でいえば、子供が小さい時、習い事で迎えに行った帰り、幼稚園の子供が欲しがるようなお菓子でさえも、長男と次男に買ってあげない僕のお小遣い。

洋服屋で失敗して、工場で働いて、そんな時にお小遣い制になって、毎月のお小遣いを計算したら、週に2回の柔道の練習の時にコンビニによれない。

そんな自分が情けなくて、そこから抜け出したくて飛び込んだ今の仕事。

右も左も分からなかったし、稼げるかどうかも確証もなかったけど、逆に言えば選択肢はそこしかなかった。

そう考えれば、2014年に独立して、今こうしてブログ記事を書いている事自体、めちゃくちゃ幸せなこと。

いろんな課題もあるし、いろんな問題もあるけど、健康で人に依存せず、好きな事をして、家族と一緒に平凡な毎日を過ごしている、これ自体がめちゃくちゃ幸せ。

目標を達成したなんて口が裂けても言えないけど、独立して自分で稼ぐ!という目標はかなっているわけで。

この最後のフェーズは、自分が死ぬまでわからない。禍福はあざなえる縄のごとし。

下手に洋服屋で小銭を稼げていたなら、逆に今ジリ貧になっていたかもしれないし。

あの時の失敗や、あの選択肢のない時こそが、今の現実を作っているのかもしれないし。

アレックス・ホルモジの「6つのフェーズ」の動画とまとめ

  1. 根拠のない希望: 新しい挑戦を始める際、具体的な情報や経験がないまま、楽観的な期待や希望を抱くフェーズ(局面)
  2. 情報による絶望: 実際に行動を始め、必要な情報やスキルの多さ、目標達成の難しさに直面し、絶望感を抱くフェーズ(局面)
  3. どん底経験: 努力しても成果が出ず、挫折感や無力感を味わうフェーズ(局面)
  4. 失敗: 多くの人がここで挫折し、目標を諦めてしまうフェーズ(局面)
  5. 根拠のある希望: 絶望を乗り越え、継続した結果、具体的な成果や進歩が見え始め、自信が芽生えるフェーズ(局面)
  6. 達成:目標を達成し、成功を実感するフェーズ(局面)

最後の6番は人それぞれ。

でも、一番重要なところは、2番で耐えれるかどうか?と、4番を経験して「どちらの道を選択するか?」だと思います。

思い通りにいかないことばかりの世の中ですが、この6つのフェーズの意味を理解して、そのフェーズ(局面)に直面したときの自分自身の振る舞い方をしっかりと理解しておきたいものです。

 

 

 

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