“銀幕スター”小林旭が令和の芸能界を語る「テレビに出ることは御免被りたい」https://t.co/SKTF78hOMU
— NEWSポストセブン (@news_postseven) January 7, 2024
「本来なら通行人や脇役程度の連中が主役を張っている」
「吉本興業をはじめとするお笑いばかりで、“安かろう悪かろう”の世界になってしまった」…
宍戸錠は、自分がイケメンすぎることをコンプレックスと思い、これだと俳優として生き残れないと思い、個性をつけるために両方の頬にシリコンをいれたのは有名な話。
僕の大好きな「蒲田行進曲」みたいな話は、ピラニア軍団や悪役商会みたいな「クセの強い俳優」がいた昭和初期では当たり前だったようで、主役を喰ってやる!みたいなハングリー精神のあった役者ばかり。
仁義なき戦いでは重要な役をする小林旭。
めちゃくちゃ存在感があり、かといって小林明感もない。
ココが凄い所。
例えば、木村拓哉の場合、演技が上手い、演技が下手と言う2つに分かれる。
演技は上手いかもしれないけど「木村拓哉感」が残っている。こういうのが鼻につくというか。
無理もない話で、僕たちが見ているスクリーンの裏には、数百人レベルの人たちが自分の一挙手一投足を観ているわけで、キャリアがないと緊張するのは当たり前の話。
「狙ったらダサくなる」というのはどの世界にも共通して言えること。
「爪痕を残してやるぜ」みたいな気負いがあると、結局自分のキャラクターを殺せない。
「名優」と呼ばれる人たちは、その役柄「自然体」になれるという事。
自分の元を消せない役者は、やっぱ「一流」とは言えないのかも。
まさにファブルの佐藤明。同僚の女の子を救うため、あえて弱いテイで紛れ込む。相手のボスも超一流の殺し屋。
逆に、小林旭の言う「通行人A」でも、下手くそな役者の場合いちいち目につく。
映画を観ていても「普通じゃない」部分がすごく気になる。通行人の役目としては「普通にする」こと。
でもそれができない。
ブルース・リーが演技のコツを聞かれた時に言っていた「自然な不自然さ、不自然な自然さ。つまり陰陽さ」だとおもう。
格闘家崩れみたいなちょっと有名な人たちが、アウトロー的な映画とか出てることがある。
セリフは大根なので与えられていないけど、例えば「こいつやっちゃえ」みたいな感じでアゴで相手にクイッとして「やれ」みたいな動作一つでも、下手さが分かって見れたもんじゃない。
仁義なき戦いとかでも、ピラニア軍団とか沢山個性派俳優がいたけど、個性がありながらも本筋のストーリーがはいってくる。
菅原文太や松方弘樹、小林旭から意識を外すことなく、それでも目につく役者の人々。
こういう人たちのことを本当の一流というんだろうな。
爪痕残そうと思ったり、自分の特徴をだそうと思ったりするとこうはいかない。
松潤の演技は全くわからないけど、やっぱりふざけるなという感じなんだろうな…
以前坂本龍馬の大河ドラマがあったけど、福山雅治と聞いただけで見る気も失せたし(笑)
あの演技は本当にキツすぎる。
演技に加えて、坂本龍馬の雰囲気と全く合わない。坂本龍馬好きからすると触手が全く動かない。
江口洋介だったら観たかも。