映画「イエスタデイ」ビートルズ好き以外でも楽しめる感動の映画

【歌って顔を売って大儲け。次のクリスマスには純金のトイレットペーパーでケツを拭くぜ byイエスタディより】

映画の前にタイムスリップの話

僕の大好きな放送室では、よくタイムスリップ、時間が戻ったらって話があるんですけど、イエスタデイもタイムスリップがベースになっています。

高っちゃん
俺たちが何回も生まれ変われるとしたらどないする?オレ、多分、レンジすら作れんわww
松ちゃん
いや、レンジっていうか靴すら作れんわw
松ちゃん
高須国やったら、アホやから靴作る発想ないから、庶民に石ばっかり拾わしよるでw部下にも「道を何とかせよ!石を排除せよ!」ばっか言うてるでww
高っちゃん
あ、靴じゃなくて、もう邪魔なモノ、怪我するモノを排除するって発想なんやwwいや、靴くらい作るわ!!
松ちゃん
いや、案外靴も難しいと思うで
高っちゃん
高須国弱いの~~wあんたのところは煙止まりですか?

 

松ちゃん
火もたけんで煙どまりやでwもうちょいやったのに、の連続やw

 

 

高っちゃん
いや、オレは流石に火は付けれるでw仲間10人くらいでみはりつけて。いや、、でもうっかりモンがおって消されそうやなww

 

by 放送室

関係ない話ですね(笑)ちょっと思い出したので。

底なしな人間の欲、普通が一番いいと感じさせてくれる映画

小さい時、僕の母ちゃんが、旅行だけじゃなく、ご飯食べに行ったりした時も、家に帰ってきて『はぁ、やっぱ家が1番』って言ってて。その感覚って子供にはゼロで意味がわからなかったんですよ笑

たまたまそのことを嫁さんとこの前話してて、その年齢を既にオレたち超えてて、めっちゃその気持ちわかるよねって。

普通、当たり前って凄い事なんですよね。

で、イエスタディを観たのですがめっちゃ良かった。母ちゃんのキマリ文句がふさわしい映画でした笑。

ボクは、ビートルズは、中学の時、カセットでアルバムを全部揃えて、かなり聴き込んだバンドなので、ストーリー以外の楽しみも、オールマンブラザーズバンドがモデルの『あの頃ペニーレイン』並にありました。

映画の最初、『オレが64歳になったら』って言う、ただの日常会話の布石がありますけど、ビートルズ好きなら、そう言う細かい部分も楽しめる。

売れないシンガーの主人公元教師のジャックが、ある日いきなり『ビートルズ』が存在しない世界に行きます。

でも、ジャックの頭の中だけにはビートルズの歌は全て残ってる。

そんな中、エドシーラン(コレは実在するミュージシャン)がジャック(ビートルズの歌なんですけど)の才能ある歌を知り、彼の前座になるオファーをします。

ちなみに、エド・シーランの歌。

ジャックの頭の中には、うる覚えながらビートルズの歌が全部ある。

エドシーランのライブはソ連であり、その時、ジャックは、前座でビートルズの『バックインザUSSR』を歌い、ソ連の若者のハートを掴み、1夜でsnsで拡散。

そして、エドシーランも手がける敏腕プロデューサーがジャックを会社組織でプロデュースしていく。

このウネリの中で、最後、ジャックはどんな選択をするのか

自分だったらどうするのか人間の終わりなき欲を考えさせられるストーリー。

布石の「サマーソング」

この映画の布石として、ジャックが売れない時に作った自身の歌『サマーソング』って歌があります。

落語で布石やオチを普段から意識していると楽しいです(笑)

ジャックはメジャーデビューで作ったファーストアルバムの、ビートルズの楽曲で揃えた曲の中に、自分の曲の『サマーソング』を一曲だけいれる。

でも、その敏腕プロデューサーは、すべての曲を聴き『あのサマーソングって歌だけはイモね』って言います。

 

ジョージハリスンの歌です。

話は変わりますが、ビートルズって殆どがジョンとポールが作ってて、ジョージハリスンやリンゴスターの作詞作曲、声って1発で分かります。

もちろん、中学生の当時は、細かい部分なんて分からないけど『んいつものビートルズと違う』って、本能っていうか凄く違和感あったことを思い出しました。

当時はビートルズを聴くための工程は、レコード→カセット録音だったので、本当に順番にアルバム1枚1枚って感じだったので。全てが初めて触れる曲だったんですよ。

だから、エドシーランを手掛けてる、マスが反応する歌をめっちゃ聴いているってテイの敏腕プロデューサーが、ジャックの歌とビートルズの歌を並べたら、一瞬で分かる設定って地味に凄いなって思った。違和感、言葉じゃ言えない違和感ってあるんですよね。

でも、ジャックが売れていない時から応援して支えてる仲間数人は、ジャックが世界的に有名になって凱旋した時、数万人の最前列で『サマーソングを歌えよ!』って横断幕をしているんです。ジャックのサマーソングが好きなんですよね。

 

ピアホテルでは実際にビートルズもライブをしています。

つまりビートルズとか関係ないジャックを応援している。

こういうところが、この映画のメッセージとして最後まで効いてるなって個人的には思いました。

自分がジャックの立場ならどうするか、、

自分以外は知らない秘密。その秘密を貫けば『富と名声と女』は手に入るレールに乗っているジャック。

でも、大事なモノは、近くにいた幼なじみと数人の友人だと気づき、ビートルズを冒涜した様な気持ちになり・・

そんな時に、ジャックが『ヘルプ』を歌うんだけど、ジョンやポールは、本当にこの時のジャックの心境だったのかなと。

『売れなかった時から支えてくれてる数人の友人や女性』vs『これからビートルズのない世界でビートルズの歌を歌い、他人から見たら成功者のレールに乗れて未来を約束された自分』

結局伝えたかった事って、イエスタディじゃなくって『愛こそすべて』的な映画。

ジャックが最後『普通が1番だ』って噛み締めて言うセリフは最高。

色んな意味で、いい意味で『裏切られた』終わり方。

ビートルズ知らなくてもストーリーもめっちゃ良いですが、ビートルズを知っていれば更に楽しい映画です。

友情、愛情、人間が本当に大事にするのは何なのか?観終わったあと、幸せな気持ちになれます^^

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