ChatGPTとヤクザの「啖呵」や格言について話して

最近話題のChatGPT。聴いたことは何でも答えてくれるが、リアルな人間の会話と全く同じで、聴き手が知識がゼロだったりポンコツだったりすると大火傷をする。

こちら側がある程度知識のある事でなければ、ChatGPTの言う事を額面通りに聞くと間違っている事の方が多い。

ウィキペディアに書いているような一般的なことであればデータがあるので比較的正確性は高いが、マニアックなモノはシッカリとChatGPTに突っ込んであげなければ会話が成立しないし、正確性も全くない。

そこで今回は、ChatGPTに、次のことを聴いてみた。

この読み方と意味を教えて『ヤクザ者、一文上りの三下り、七文八文滝下り、昨日の兄いも今日の三下』

コレについては、ほとんど情報がない。検索しても自分自身のを過去に書いたコンテンツが出てくる(笑)

僕は昭和のヤクザ、古典落語、寅さんとかが好きなので僕なりに解釈をした意味は次の通り。

  • 読み方・・ヤクザモノ、いちもんあがり(のぼり)のさんくだり、しちもんはちもんたきくだり、きのうのあにいもきょうのさんした(しちもんは、ななもんでも良いが、しちとはち、もんで韻を踏んでいる為、しちもんの方が正しいと思う)
  • 意味・・極道の世界は厳しい。一文シノギの額が増えても破門や絶縁される世界(*一文は昔の紙幣価値。この三下りは、三行半とか三下り半の「みくだり」で「絶縁される、首を切られる」などの意味。)一文シノギの額を上げるのは大変だし、そのくらい稼いでも首になるのに、7文、8文とかシノギが一気に減る事は普通(滝下りとしている)、そんな世界だから、昨日までの地位なんて1日でヒックリ返る厳しい世界(ここでは三下(さんした)と読み、兄貴分の対義語

データの乏しい中で、ChatGPTはどのような答えを出すのか?むしろ僕自身も知りたいところ。

この読み方と意味を教えて『ヤクザ者、一文上りの三下り、七文八文滝下り、昨日の兄いも今日の三下』

この文章は日本語の俗語であり、非常に古い言葉を使用しています。現代の日本語としてはあまり使われない表現や言葉が含まれているため、解釈には注意が必要です。以下はこの文章の意味と読み方の解説です。

読み方: 「ヤクザもの、いちもんあがりのさんくだり、しちもんはちもんたきくだり、きのうのあにいもきょうのさんくだり

意味: この文章は、ヤクザ(日本の犯罪組織)の人物を描写したもので、以下のような意味が含まれています。

  • 「一文上りの三下り」とは、金を得るために必死に働くことを表しています。一文は昔の日本の通貨単位で、三下りは3回降りることを表しています。つまり、この人物は1文の収入のために、3回も危険な場所に降り立っているということです。
  • 「七文八文滝下り」とは、非常に危険な場所に入ってお金を稼ぐことを表しています。七文や八文は、非常に少額のお金であることを示しています。そして、滝下りとは、滝のように急な場所から降りることを表しています。つまり、この人物は、非常に危険な場所に入って、わずかな報酬のために危険を冒しているということです。
  • 「昨日の兄いも今日の三下」とは、兄弟でも、状況が変わればそれぞれが自分の生きるために必死になることを表しています。つまり、この人物は兄として認められていたかもしれませんが、現在は自分自身のために生きることを余儀なくされているということです。

以上が、この文章の意味と読み方の解説です。

ここで聴き手が知識がない場合は、ChatGPTの答えが正解と思うので、間違った知識を吸収したことになります最後の「三下」を「さんくだり」としていますが、明らかな間違い。これは兄貴分の対義語として「サンシタ」が正しい(はずw)

ですので、間違いですよと訂正を求めます。

違います。稼ぐとかお金の話ではなく、ヤクザの地位の事を言っている文章だと思います。   『三下り』というのは『みくだりはん』とかで使うみくだり、と思ってたのですが違いますか?

申し訳ありません、私の前回の回答に誤りがありました。

この文章は、ヤクザの地位について語ったものです。以下は、正しい読み方と意味の解説です。

読み方: 「やくざもの、いちもんあがりのさんくだり、しちもんはちもんたきくだり、きのうのあにいもきょうのさんくだり」

意味: この文章は、ヤクザの地位について語られたもので、以下のような意味が含まれています。

  • 「一文上りの三下り」とは、ヤクザの下っ端から一歩進んだ「一文取り」という地位にある人物を表しています。そして、「三下り」とは、「三代目」というヤクザの幹部の地位を指しています。
  • 「七文八文滝下り」とは、一般の人から金を受け取ることを表す「取立て」という仕事をする人物を指しています。そして、「滝下り」とは、「滝のようにお金が落ちる」という意味で、ヤクザの上層部からの報酬が多いことを示しています。
  • 「昨日の兄いも今日の三下」とは、かつてヤクザの兄弟として認められていた人物が、現在は三代目になっていることを表しています。

「みくだりはん」とは関係ありません。ただし、この文章に含まれる古い言葉や表現には、現代の日本語ではほとんど使われないものが含まれているため、解釈には注意が必要です。

三行半(みくだりはん)については、間違っているという指摘を受けました。ただ、僕的にはこれは三行半(三下り半、漢字はどちらでもOK)だとシックリくるため、食い下がります(笑)

違います。僕の解釈は以下の通りです。間違ってたら教えて下さい。『ヤクザ者というのは、一つ地位が上がっても、一気に三つ(つまりみくだりはん→破門な絶縁)も落とされるもの。 滝下りの様な地位の奪われ方も時にはする(七文八文滝下り) 昨日までは兄貴分だった者も、今日では三下(使いパシリ)に落ちる可能性も十分にある。 つまり、極道の世界はそれだけ無常で厳しい世界なのである』

おっしゃる通りでした。お詫び申し上げます。私の前回の回答に混乱を招かせてしまい、申し訳ありませんでした。

あなたの解釈は、より正確であり、文章が表現したい意味と近いものと思われます。

この文章は、ヤクザの世界が厳しいものであり、地位が上がっても一気に失うことがあることを表しています。また、滝のようにお金が落ちるという表現は、ヤクザが一時的に多額の金銭を手にすることがあるが、その後に報復や破門により、同じように一気に地位を落とすことがあることを表しています。

最後に、昨日まで兄貴分だった者が、今日では使いパシリに落ちる可能性もあることを示すことで、ヤクザの世界が変化しやすく、非情であることを表現しています。

結局人間同士の会話と同じ

ChatGPTも結局人間同士の会話と同じ。

話す方がノリノリになって話してくれるかどうかというのは、適した質問をする聴き手にかかっている。

ChatGPTの言ったことを額面通りに受け止めるのは、思考が停止しているのとイコールであり、高野さんを怒らせたいであった「ローマの休日」の字幕を天気の話で組み立てているものを信じているのと同じ。

引き寄せの法則のビデオに、電気は我々に最適な環境を与えてくれたものでもあると同時に、電気椅子として人を殺す事もできる、みたいなセリフがあった。

ChatGPTを有効に使うのも、無駄に使うのも、結局僕たち人間が努力してちゃんとした知識を身につけるかどうか?にかかっていると思う。

 

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